僕の職業は勇者ではありません。7話
「ダメだー。レベル上がんねぇ。やっぱりソロじゃ限界がわ。」
遊び人レベル3までの必要経験値は150。大ネズミ150匹分だ。倒すのに手間がかかるとかでは無く、狩りつくして探すのが面倒です。
やっぱり仲間を加えるべきでしょう!特に女の子がね!という不粋な動機で、酒場の扉を叩く。
カランカラーン。いい音色がする。受付で鈴を鳴らし、待つ事にする。すると受付嬢が姿を現す。
「お待たせしました!ご注文は何にされますか?」
「女の子を一人。」
「それは食べ物ですか?」
「ある意味食べ物です。しかし、正確には食べるでは無く、食べられるですがね。」
キリッと、男前の顔をした。
「お巡りさ~ん!この変態を捕まえて下さ~い!」
直ぐ様土下座し、謝罪する。
「すいませんてした!冗談です!仲間を探してます!」
右手を頬に当て、少し考えた様子で微笑んだ。
「それなら反対のカウンターです。こちらは、食べ物や飲み物を注文する所よ。ウフフ。」
何事も無かったように、反対のカウンターに赴く。
「すいません。ちょっと宜しいですか?」
先程のやり取りを聞いていた受付嬢は、笑いを堪えきれなくなり崩壊した。
「アハハハハハハ!あんた面白い奴だね!」
僕は少し照れた。が、ここで気後れしては、進まない。
仲間を探して事を伝えると、心良く応じてくれた。
「君の職業は遊び人だよね?」
「はい!レベル2になりました!」
右手の拳を握り、ドン!と胸を叩く。
「絶望的な事を言うけど、仲間が見つかる可能性は」
「可能性は?」
僕は、ゴクンと唾を飲む!
「兆が一無いね!ブハハハハハ!あー、死ぬ!もうダメだー。」
「・・・・・・」
僕はその日を境に、仲間を探す事を止めた。




