77話 緊急クエストを受けよう2
薬類を買うのに、薬屋に向かった。
この世界では、怪我は魔法か薬草で治る。だが、失った血液は取り戻せない。血液が減った状態では、貧血でまともに動けないのだ。更に、その状態で怪我をすると、血が足りなくなり死に至る。
冒険者も馬鹿では無い。血液が無くなるなら、補充すれば良いのだ。そこで開発されたのが、血液増強薬!
薬の質にもよるが、大体1リットル補給する事が出来る。但し、不味い味の液体を1リットルも飲まないといけない。飲み過ぎで、お腹タプタプになる事例もある。お腹タプタプでは、剣等振れない。
そこで、更に開発されたのが、錠剤の血液回復剤だ!
これを飲めば、失った血液を少しづつ回復する事が出来る!血液回復剤と血液増強薬を、同時服用する強者まで現れる始末。我々には血が必要なんだ!とか何とからしい。
雑魚処理が担当だが、万が一があるかもしれない。保険は持った方に越したことが無いのだ。
と、薬選びをしていると、有名人を発見。
「おい!あれ見ろよ!ドラゴンキラーのタカシじゃないか!」
「うほ!大賢者様のルーシアだ!」
「まだいるぞ!怪力のトオル、獣使いのサラ、豪腕ナイトのツヨシだ!」
「これは!なにかが・・・おこる。そんな感じだ。」
はい。もう起こってますよ。デススコーピオンが待機してます。
とりあえず、必要な物を買って退散しよう。
「あれは!ちょっと!」
アイが呼び止められる。
「君は勇者のアイさんだね?僕は、レジェンドパーティーのタカシ!リーダーやってます。」
「で、我に何か用か?」
「まぁ、そんな硬くならないで。俺達のパーティーに入らないか?そんなチンケなパーティーでは、狩りなんて満足に出来無いだろ?」
「ん?そんな事は無いぞ!もうレベル22だ!あっはっは!」
「でも、まだレベル低いよ。デススコーピオン戦にも加えてもらえないよな?」
「うむ。でも仕方無い事だ!」
「俺達のパーティーに加われば、デススコーピオンとやれるぞ?どうだ?いい話だろ?」
僕は腹が立つのを抑えた。アイにも選ぶ権利がある。ここにいるよりも良い結果があるかもしれない。だが、それは杞憂だった。
「我はまだレベルが低い。だから、また今度挑戦する。ではまたな!あっはっは!」
「ちょっと待てよ!」
タカシが肩を掴む!アイが怒った!
「何触ってるんだ?ええ?!おい!!好きな相手しか触れさせないんだよ!この童貞チン○ス野郎が!家でママのおっぱいでも吸ってろ!行くぞ!サボタン!」
怒ると、結構怖いのね。好きな相手しか触れさせないって、やっぱり女の子か。
サボタンが嬉しそうにしているのは気のせいだろうか?




