75話 続砂漠で何かを拾ってこよう。
うーん、困った。こいつどうしよう?
見た感じこんなだ。
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ピンク色で、頭に小さなつぼみがある。花でも咲くのか?今分かるのは、パーティーメンバーである。アイになついている。攻撃はしてこない、だ。
「これどうするんだ?」
「どうするってもなぁ。モンスターだし、倒すのがセオリーじゃないか?」
「キュピー!!(怒)」
何か怒っているようだ。
「我はイジメは良くないと思うぞ!ピンキー!」
「キュピー!(喜)」
「え!?いや、うーん。ねぇ?僕間違ってる?アレックス。」
「僕に振られてもな。」
「キュピ?」
「あ、非常食ってのは、どうですか?」
「キュピー!!(哀)」
「泣かすな!ユリ!可哀想うではないか!」
「お前、サボテンクンの言葉解るのか?」
「ん?ああ!解るぞ!任せろ!」
という事で、アイに通訳してもらう事にした。
「キュピキュピ!キュピ!キュピ!」
焦った様子で、いきなりボクサースタイルでシュシュとジャブ、しゃがみ泣き真似をする。
「お前!色違うだろ!あっち行け!とイジメられ、泣いていた。」
「キュピ!キュピ!キュピキュピキュピ!キュピ!」
驚いた感じで、笑い顔になり、ガッツポーズする。
「そこに現れたのは、勇者アイ!イジメっ子をバッサバッサと倒していく。助かったサボタンは、勝どきを上げる!」
「ちょっと待て!サボタンて何だ?」
「いい所を邪魔するでない!アレックス!」
「そうだぞ!話は最後まで、聞くって、お母さんに教わらなかったのか?」
クソウが!殴りてぇ!つーか、捨て子だから、お母さんいねぇし!あー、ちょっと悲しくなってきた。
「キュピ!キュピキュピ!キュピーー!!」
アイを指差し、頬を赤らめる。そして、キリッと表情を変えた。
「これはもう、勇者の仲間にして貰わなくてはいけない!僕はアイに恋したのだ!」
「キュピ!キュピ!!」
膝を付き、右手を膝に添えて頭を下げた。
「僕をアイのパーティーに入れて下さい!だそうだ。」
サボタンは照れ隠しで、頭を掻いた。
「うううう!!くぅ!!仲間に入れてやるぞ!ううう!」
「ぐす!いい話ね!非常食と言ってご免なさい。ぐす。」
「我は勇者アイ!サボタンをパーティーに加えよう!」
てんてんてんてん、ててててん!
サボタンは仲間になった!
「おい!ちょっと待てやぁ!」
「何だ!不満なのか?お前も心の狭いヤツだ。」
「おい!アレックス!お前は鬼だな!イジメられた事無いんだろ!サボタン!お前の気持ち!解る!解るぞぉ!」
「アレックスさん、こんな可哀想な子に、まだ仕打ちするんですか?」
こいつら言いたい事ばかり言いやがって!
「キュピ!(楽)」
テイマーや、獣使いでも無いのに、手懐ける事は出来るのだろうか?
特技 調べる発動!
「サボテンクンが仲間になる事はあるのか?」
『見て、聞いて、感じないとは、アホですか?以上。』
こいつに言われると、腹立つよなぁ!!
「はぁ、サボタン、宜しくな。」
僕は手を伸ばす。
「キュピ!」
ズバズバ!針10本発動し、僕に命中した!
サボタンはニッコリ微笑んだ。
こいつわざとやっただろ!許さねぇ!!糞が!




