72話 オアシスに行こう。
「寝れん!」
宿屋に戻って、皆で寝ている。ベッドが1つしか無いので、床では寝心地が悪い。が、それだけが原因ではないのだ。
「うーん、むにゃむにゃ。」
アイとユリさんがベッドで寝ている。肌着、そうネグリジェだ!興奮して一向に寝れない!ピンキーの方を見ると、「ぐがー!ぐがー!」爆睡中だ。
アイが寝返りをすると、こちらを向いた。横向きだから、胸の谷間が強調される。こいつ、黙っていれば本当に可愛いよな。そして、エロい体つきだ。手を伸ばせば、届く。くうぅ!生殺しだぁ!
朝になり、殆ど寝れなかった。
「アレックス、目の下にクマが出来てるぞ?」
うん、分かってる。そして、お前はヨダレで口元が汚いぞ。
僕達は、宿屋で朝食を取った。
硬いパン、煮豆、スープ、どれも美味しいとは、お世辞にも言えない。それぞれがお腹を満たし、旅路へと支度する。
とりあえず水が必要だ。僕は、オアシスに行く事を提案する。
「いいと思うよ。」「我も賛成だ!」「お任せします。」
皆の賛同が得られたので、オアシスに行き、水を確保する事にした。
オアシスは、町から少し離れた場所にあった。入り口に近付くと、警備兵がいる。何故なら、オアシスの水は、涌き出てくる。水浴びや、洗濯、その他の用途に使用すれば、瞬く間にオアシスの水は真っ黒になるだろう。見張りを付け、ルールを守る事で、綺麗な状態が維持出来るのだ。
「ご苦労さんです!」
「ん?見ない顔だな。冒険者か?」
「はい、そうです。しばらくこの辺りのモンスターを狩るつもりです。」
「そうか!それは助かるな!では、水が必要だろう。タップリ持って行くといい。」
「ありがとうございます。」
僕達は、水袋に水を補給する。
ガチャガチャと、鎧の外れる音がした。その方向を見ると、アイが脱ぎだしている!
バコン!
「あいた!何をする!アレックス!」
「それはこっちのセリフだ!お前は羞恥心が欠落しているのか?そして、ここは水浴び禁止だ!」
「ちょっと位、いいだろ?」
涙目で訴えかけてくる。が、ここは心を鬼にせねぱ!
「水浴びは、罰金10万円だ。暫く酒が飲めなくなるぞ?いいのか?」
「それは困る!我も水浴びは我慢しようではないか!」
「全く!なぁ!ピンキー?」
奴は全裸だった!あー!殴りてぇ!
ゴン!!!
「ぐはぁ!何をする!」
「お前は、アイとのやり取り聞いていなかったのか?アホは全裸になる癖があるのか?ねぇ?ユリさん!」
僕はユリさんの方を見た。服を脱ごうとしていたのは気のせい?
「やだなー!そんな事しませんってば!ふふふ。」
この人達、もうオアシスに埋めておいて良いだろうか?




