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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
5章 行方
73/195

71話 砂漠の町で飲もう。

後ろで、ピンキーが説教を受けている。

が、巻き込まれるのはゴメンだ。今は必要なモノを雑貨屋で買うのが優先となる。


「タオル4枚、水汲み桶1つ、水入れ小バケツ1つ、水袋4つ、と。これで足りるかな?」

「アンタ達、砂漠を探索するのかい?」

「うん、そうだけど。何か足りないモノは無い?」

「食料と水、頭を隠すフードが要るな。サソリも出るから、毒消しもあった方がいいぞ。」

「成る程!じゃあ、毒消し10個、フード4つも追加で頼む。」

「へい!毎度あり!」

総額79000円、割りとお金を使ってしまった。が、稼げるから、いいだろう。


商売上手な親父だった。が、足りないモノは、これで大丈夫だろう。食料は沢山あるし、後は水、だ。


「とりあえず買い物終わったよ!」

「任せてゴメンなさい。」

説教をしていたユリさんは、くるりと振り向き表情を変える。ピンキーはぐったりしており、もうノックアウト寸前だ。


「そういえば、アイは飲み屋だったな。合流するか。」

「さ、賛成だ!」

ピンキーは、元気になった。酒に釣られたか、この場を切り抜けられるからか、まぁ、どちらでもいいだろう。


当然荷物はピンキーが持っている。これで許されるのだから、安いモンだ。


飲み屋に向かうと、何やら騒がしい。

「おい!これで12人目がダウンしたのかよ!」

「マジか!?酒豪で有名な飲兵衛のあいつがか!?」

「ペースが全く落ちない!ヤツは神か何かか?」


どうやら、アイが酒勝負で、12人倒した所で、合流してしまったようだ。男達は壁際に寄せられ、寝ている。

僕は溜め息を着いた。あれ程、飲み過ぎるな!と言ったのに。


少し遡る。

「おい!あれ勇者じゃねーか!」

「1人で飲んでるぞ!ん?良く見ると可愛いじゃないか!」

「誰か声掛けてこいよ!」

「そういうお前が行け!」

「じゃあ、俺が行こう!」

アイの前に男は立つ。

「お嬢ちゃん!1人で飲んでるのか?」

「そうだ!我は1人でだぞ!」

「なぁ、俺達も一緒に飲もうぜ。」

「ん?我は、人を待っておるのた。他を当たってくれ。」

「そんなツレナイ事言うなよ!お前勇者だろ?市民と仲良くするのも、大事な役目じゃねーのか?」

「ふむ、一理あるな。では、我と勝負しようではないか!」

「飲み比べ勝負を挑もう!って事だよな?」

「いいぞ!やろう!あっはっは!」

「勝負に勝ったら、言う事を1つ聞くってのは、どうだ?」

「いいだろう!望む所だ!」


・・・・と、こういう事だったらしい。

仕方無い。このまま、全員で飲むか。

「マスター!酒4つ!」

「すいません!もう無くなりました!」

「こんの!ドアホゥがぁ!!!」


僕は叫んだ!久しぶりに殺意を感じたよ。仕方無いので、そのまま宿屋でふて寝だ!


アイにはキツく言っておいた。勝負禁止!

負けたら、体を要求されてたぞ!体?労働でもするのか?と言うから、エロい労働だ!と僕は言った。アイは、あっはっは!と高々に笑う。こいつ大丈夫か?



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