70話 砂漠の町を捜索しよう。
人生最大の危機が訪れていた。
ピンキーが娼婦館から出てきた所で、どんな言い訳をすれば乗りきれるか?を頭の中で、シュミレーションする。
1、自分は無関係だと主張する。
2、同じ様な建物ばかりなので、間違って入ったと補足してやる。
3、一発ヤってきたと答える。
無難なのが、2番だろう。だが、娼婦館を知っていた事がバレる。
「アレックス!ここは質がいいぞ!粒揃いだ!」
おい!何ぶっこいてるんだ?お前のフォローを考えてたのに、台無しじゃねーか!
ユリさんの表情が曇る。
「お前、まさかアレしてたのか?」
「勿論!スッキリ最高だったよ!」
最低だ。心配させて、1人ヤってたとは。信じられない、。羨ましいぞ!
「顔てっかてかだけど、何してたんですか?」
「ん?あいや、これは、その。アレックス頼む!」
何故僕に丸投げなんだ!仕返しをしてやる!
「こいつ砂漠の実を食べに行ったんです。貴重なので、そう手に入りません。」
「え??美味しいんですか?」
「かなり!でも、1人で食べたそうなんです。最悪ですよね。」
砂漠の実を女に見立て、そう教えた。ユリさんは、ガッカリした様子だ。
「じゃあ、お店の人に残って無いか、聞いてきますね!」
ユリさんは、走って行った。もう僕は知らん。ピンキー、お前が何とかしろ。
慌てて止めに行くが、時既に遅し。
「あのぅ、砂漠の実はまだ残っていますか?」
「わー!!わ!!わーー!!!」
「何だそれ?家はそんなモン扱っていねぇ!」
「ユリさん!あっちにありますよ!」
「では、何を取り扱っていますか?」
「モンスターのドロップ品何ですよ!さぁ!狩りに行きましょう!」
「さっきから煩せぇぞ!ん?お前、さっきヨガっていた奴じゃねーか!また抜いて貰いに来たのか?好き者だぁ!」
「ヨガ?ここは、訓練する所ですか?」
「ある意味男の訓練施設だ。エロい方のな!お嬢ちゃん、そいつの彼氏かい?そりゃあ、悪い事してたから、とっちめているんだな?あはは。程々にしてやれよ?」
ユリさんは僕の方をゆっくり振り向く。
「どういう事か、説明して貰えますか?」
優しく問いかけるが、目は笑っていない。多分だが、ピンキーの男と認識されたのが、逆鱗に触れたのだろうか?
僕は、雑貨屋を見つけたので、そこに行こうとする。が、首元を掴まれているので、前に進まない。
「ぼ、僕は、ああいう店行った事無いですから!好きな相手以外とは、そういう事しないです!」
パッと離される。とりあえず解放された。その後、ピンキーがどうなったかは、知らない、知りたくない。




