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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
5章 行方
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69話 砂漠の町を探索しよう。

建物がどれも同じ作りの為、看板が無ければ見分けがつかない。路地も入りくんでおり、迷子になりそうだ。皆居るかな?点呼を取ると、1、2、3、あれ?1人足りないぞ?僕、アイ、ユリさん。

アホが迷子になっていた。アホとはピンキーの事だ。


まぁ、宿屋があるし、最悪そこで合流出来るだろう。

とりあえず、雑貨屋を探す。お、こんな所にも、飲み屋があるのか。砂漠は暑い。だから、お酒を飲んで凌ぐのだ。あれ?寒い所もお酒を飲んでるような。


「アレックス!飲み屋だぞ!入ろう!」

「待て!雑貨屋が先だ!」

「我は今すぐ飲みたいぞ!」

「あのな!タオル買わないと、トイレで砂使う事になるんだぞ!いいか?それでいいのか?」

「うぐ!それは嫌だ!だが、うう。」

指をくわえ、物欲しそうにする。

「アイさんはお先に飲んでいて、構いませんよ。私とアレックスさんとで、買って来ますから。」

「良いのか!すまないな!ユリ!」

無理矢理ユリさんの両手を握りしめ、顔を近づけていた。うんうん、大丈夫ですから、と諭される。


「では、頼んだ!アレックス達の分まで、食べておるぞ!あっはっは!」

「僕達が来るまで、あんまり飲み過ぎるんじゃないぞ!」

「まぁ、まぁ、その位にしてあげましょう。」


雑貨屋へ行くので、アイと別れる。何だか不思議な気分だ。よく考えてみれぱ、ユリさんと二人っきりは今まで無い。こんな事考えていたら、意識しちゃうじゃないか!

「何だかデートみたいですね?ふふふ。」

「あは、そ、そうで、すね。」

心臓がドキドキしてきた。手には汗をかいている。こんな時は、何か話をして気を紛らすのだ。


「アレックスさん、あれは何のお店ですか?」

ユリさんの指差した方には、娼婦館があった。あ、あれは、説明出来ない!

「いやぁ、ちょっと解らないですね!」

「じゃあ、あれは?」

ぐ!また、娼婦館じゃねーか!いくつあるんだ!この町は!エロい人しかいねぇのかよ!


「ははは、何でしょうね?」

「お店から出てくる人がいるから、聞いて来ますね!」

ユリさんは、走り出す!

ガシッ!慌てて、ユリさんの肩を掴み、僕は微笑む。

「大丈夫ですよ。間に合っていると思います。」

「うーん、そうですか?」

頬に、人差し指を立てて、斜め上を見るユリさん。

「まぁ、いいか!手も繋げたし!」

え?気が付くと、左手に握っていた!汗だくだったのに、こいつ汚いと思われる!

ユリさんは、朱色に顔を染め、くねくねしていた。

そして、僕にこう告げる。

「あそこから出てくるの、ピンキー君じゃない?」

娼婦館から出てきたのは、ピンキーだった!

ちょ!おま!何やってんだ!?スッキリしてきたのか!?おい!

「おーい!ピンキー君!」

「え?ユリさん?どうしてここに?」


僕はこの場から逃げたくなった。娼婦館の説明、言い逃れ出来ないじゃないか。



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