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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
5章 行方
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67話 砂漠の町に行こう。

亡くなった二人の男を、その場に埋葬する。

遺品は、砂漠の町へ行き、遺族に引き渡すつもりだ。

身元が判らない場合は、貰ってしまっても構わない。そんな暗黙のルールも有る。


「助けて頂き、ありがとうございます。」

人質に取られていた女の子は、ルナ17歳。僕よりも1つ年下だ。職業は、聞いてもいないのに、商人と名乗る。ルナは話好きなのか、商人魂なのかよく分からん。


「砂漠の町まで、乗って行きなよ。」

「いいんですか!お願いします!」


ルナを乗せて、砂漠の町へ行く事にした。

山賊だが、こいつらも連れて行く。何故なら、このまま逃がしたら、また悪事を働くからだ。牢獄にぶち込み、裁きを受けさせる。そうしなければ、亡くなった二人も浮かばれないだろう。


「アレックス!山賊は我に任せよ!」

「えー、ん、分かった。」

面倒なので、アイに一任する。勇者は力も強いし、まぁ、何とかなるだろう。

山賊達は、縄で縛り上げ、歩く事くらいしか出来ない。7本を1つにまとめ、アイが手綱を引く。


暫く進むと、山賊達が騒ぎ出す。

「姉御!チビりそうだ!トイレに行かせてくれ!」

「俺もだ!漏れそう!」

「アレックス!止まってくれ!休憩だ!」


縄を外す事は出来ない。だから、ズボンを僕と、ピンキーで降ろす。

「ぐあ!臭っせえ!」

「へへへ。すまねぇ、ダンナ!」

「おい!かかったじゃないか!」

ピンキーは本当にどんくさいヤツだな。


全員トイレを済ませる。

喉が渇いただの、疲れただの言うが、そんなのは無視だ。

要望を聞いていたら、夜どころか、到着は朝になってしまう。もう少しだから、野宿は避けたい。


何やらひそひそ話をしているのが、聞こえる。

「このままじゃ、牢獄確定だ。逃げよう。」

「でも、どうやって?」

「何でもいいから、気を引くんだ。その間に、全員違う方向へ逃げろ。そうすれば、集中力の無くなって、手元も緩むハズだ。」

「気を引く役目は、お前に任せるぞ!」


山賊Aは、意を決して叫ぶ!

「うあ!ド、ドラゴンだ!空を飛んでいるぞ!」

そんなバカな。ここは砂漠だぞ。いるのはサソリ。ここに来る訳が無い。こんなのに騙される奴何て居ない!

「な!何だと!?どこだ!どこにいる?」

上空を探し回る。

アホがここにいたー!んな事で騙されるな!


「今だ!」

山賊達は、一斉に違う方向へ逃げる!

「上手く行ったな!」「やったー!」

が、アイは、手元の縄をクイッと引っ張る!

ピンと張られた縄は、山賊達に食い込みその場に寝そべる事になった!

「騙したな!」

アイは怒っていた!珍しいな。怒るの。

「ドラゴン退治出来ると思ったじゃないか!」

怒るとこそこ?ちょ、あれだよ。うーん。まぁ、いいか。


ザザザザーー!!

アイは怒って、倒れたままの山賊達を引きずった。

「ぎゃあ!痛い!痛い!」

「血が!血が出てます!」

「唾でも付けておけ!」

かなり御立腹だ。山賊達もタフだな。かなり引きづられたのに、もう立ち上がっているぞ。傷だらけだが、それは自業自得ってヤツだな。


とりあえず夕方頃に、砂漠の町に着いた。





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