水浴びしよう。63話
「きゃあああああ!!!!!」
ユリさんの叫び声が響く。死を覚悟する。
ん?まだ死んで無い。アイを見ると、在らぬ方向を見ていた。その目線を辿ると、ユリさんがスライムに捕食されているではないか!
僕は、ファントムフルーレを抜いた。
「アイ!ピンキーに知らせてくれ!」
指示を飛ばすと、僕は水を掻き分け進んだ。
「な、なんだ、と!?」
スライムに取り込まれたユリさんは、身動きが取れなかった。肝心な部分は、謎の泡が隠す!
考えるんだ!あの泡を無くす事を!・・・て、ちが!
ユリさんを助けなければ!
悪魔の言う通り、美乳だった!最高だ!これはラッキースケベの複合だな!
とりあえず、スライムに斬りかかる!が、思った程のダメージには、ならない。スライムは、斬撃と打撃耐性を持つ。魔法が有効だが、ユリさんを取り込んでいる。どうすれば!?
「おおおおお!!!!!!」
アイの声だ!走ってくる音がする!
「アイ!何か良い方法は無いか?」
と、聞いた僕が間違っていた。アイは、裸のままで剣を振りかぶっている!走る度に、ぷるんぷるんと揺れるのだ!だ、ダメだ!思考回路が!服着ろ!服!
考えろ!あ!調べるを使うんだ!
特技 調べる発動!
「スライムに取り込まれた。どうしたらいい?」
『雷が有効。勇者が使える雷撃。以上。』
「アイ!雷撃をスライムに撃て!」
「む?分かった。」
「雷撃!」
ズバ!ズババーン!
電気は、スライムの表面を伝い、水に拡散した。
ダメージを受けた拍子に、ユリさんを吐き出しす。
サバーン。
僕は、ユリさんを助けに向かう。
アイは、スライムに斬撃を行うが、ダメージが少ない。決定打とはならないのだ。
このままでは、アイもスライムに取り込まれてしまう。
悪魔が囁く。
『アイのスライムに取り込まれた姿を拝めるぞ?』
だが、そんな選択肢は無い。今、魔法を使えるのはアイだけだ。スライムに取り込まれ、体内で雷を届かせれば、何とかなるかもしれない?ダメだ!取り込まれたら、そもそも魔法使えないじゃねーか!
「アイ!雷撃を覇王の剣に使え!そして、スライムの体内にダメージを与えるんだ!」
水飛沫で、見たい所は、隠れてしまう。残念だが、仕方な無い。が、Dはたゆんたゆん揺れている。あれは見応え十分だ!生きてて良かった。本当に良かった。
「雷撃スマッシュ!!」
ズバ!シャン!!
スライムは、少しのタイムラグを得て、真横にズレた。
ザッバーン!!こうして、アイがスライムを倒したのだ。
因みに、ピンキーは居眠りをしていた。本当に役に立たない奴だ。が、二人の裸体を目撃出来なかったので、怒らないでやろう。僕は大人だからな!




