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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
4章 旅立ち
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野宿しよう。61話

「ほう!そんな面白い事があったのか!我も起こしてくれれば良かったのに!」

アイが僕を睨む。こいつに睨まれるのは、初めてじゃないか?珍しいな。

「何度も何度も起こしたよ。」

僕は、はぁ、と溜め息を付く。

「そうか!気が付かなかったぞ!すまないな!」

「ちょっと滲みますよ?」

ユリさんが手当てしてくれている。

「く!染みるぅ。」

「男の子、でしょ。我慢しなさい。」

上目遣いで、こちらを凝視するとは狡いぞ。

僕は顔を赤らめた。

アイが隣に座り、怪我の具合を見る。

「唾を付けとけば治るぞ!」

そう言うと、僕の人差し指をくわえる。

チュパチュパ。

「これで良し!あっはっは!」

ユリさんが肩を震わせる。殺意のオーラを発するのか?不味い!僕もあのオーラに殺られる!

と、思っていたら、ユリさんは、僕の腕の傷を舐めた。

ペロッペロッ。

「うふふ!こんな治療方法が合ったとは!」

体の傷は治りませんよ?でも、心はとっても癒されます。はい。


「ユリさん、すいませんが、解体お願いしても良いですか?」

「いいわよ。これがそう、ね。」

「僕達で、朝ごはんの用意します。では。」


僕は、フランスパンの表面を焼く事にした。硬いパンは好きじゃない。カリカリにすると、食感が良くなるからだ。ピンキーは、ベーコンと目玉焼き。アイは、食器担当となる。

アイに以前料理させたら、消し炭を食わされた。どうやったら、そうなるのだろう?初心者だから、卵焼きを作らせたのがダメだったのか?


初心者といえば、ピンキーも料理下手だった。しかし、冒険者には必要スキル。失敗はしたが、何とか出来る様になった。アイは何度トライしてもダメだがな。


朝ごはんを用意出来た頃、ユリさんが戻って来た。

「ソードタイガーの牙2本と、肉、皮に分けたよ。骨は、使い道が無いから、捨てちゃう?」

「あ、骨もいります。スープのダシに使うので。後で、綺麗に洗いますね。それと解体ありがとう。」

「うふふ。」

こうしていると、メッチャ可愛いんだがな。あの性格さえなければ!


馬に人参、キャベツ、藁を食べさせ、進む事にした。

もうちょい行けば、湖があるんだよね。あそこで久し振りの水浴びだ!




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