表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファンタジー クエスト  作者: ハロ
4章 旅立ち
56/195

パーティーメンバーを雇おう。54話

シュン!バス!

ヒュン!ガシッ!グリ!

「秘技!昇龍斬!」

ブッシュワー!

「ゲコー!」

この間、約10秒である。

説明しよう。

まず、包丁を投げる。高速で駆けつけ、包丁を素早く握り、180度回転させたら、包丁の刃が上を向く。そのまま、天高くまで飛び、体を一回転させて着地する。


回転した風圧で、モンスターの血等は、服に付着しない。更に、着地するまでに、次の獲物へロックオン。


あの、狩人ですよね?アサシン、いや、忍者レベルの動きですが?


「あーっはっはっは!」

シュン!シュン!シュン!

負けじと、ビックトードを乱獲する勇者。

「うわわわわわ!た、助けてくれ!」

情けない声を出すバトルマスター。

「ひゃあ!捌ききれない!何て量なのよ!?ぎゃああ!山に押し潰されるぅ!!」

解体処理に必死な料理人。

血抜きと、簡単な雑処理をして、解体屋へ持って行くのだ。


「ピンキー!お前!何やってるんだ!ドンクサイ奴だなぁ!」

駆けつけると、ビックトード4匹に押し潰されていた。そんなに蛙好きなのか?

とりあえず蹴飛ばし、ビックトードを払い除ける。

アイさんが、ガードする時の様に手をクロスさせる。手のひらが、開いた瞬間!4本のナイフが!両手で合計8本だ。

それをビックトード目掛け、払う。

「秘技!千本桜!」

ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!

全弾命中!しかも、全部違うビックトードに、だ。

見事だけど、千本桜では無く、乱れ投げが正解だと思う。大体、8本しか投げてないし。


「102チェーンか!まずまずだな!」

「ビックトードの足は、ささみに近いからな!梅ダレで、串焼きにすれば絶品!ナナ!今日は、串焼きパーティーを頼むぞ!」

「そんなの無理ですー。うえーん。半分も終わらないよぉ!」

「私が手伝いますよ?」

シュパーン!ザクザク!ドバー!

動線が、見事としか言い様が無い。ナナさんに対し、無駄な動きが何一つ無い。


「ナナさん、手伝いますよ。」

僕は、ナナさんに近づこうとする。

ドビュン!!!!

頬をナイフが、掠める。血がツーっと垂れた。

飛んできた方向を見ると、ユリさんが投てきしたフォームで、こちらを伺っている。目が怖ぇ!

僕はUターンを高速で行い、ユリさんの方へ行った。

「て、手伝いますよ!あははは。」

「え?いいの?素敵!」

顔を朱色に染め、頬に手を当てる。


「あら?こんな所に血が!誰がこんな酷い事を!」

ハンカチを取り出し、拭いてくれた。これ貴女がやった傷ですよ?


冒険者ギルドの職員達に、運搬をお願いしていたので、素材運びは楽に終わった。


さて、バーベキューだ!

必要な量だけ、ビックトードの肉を置いといてもらう。野菜は予め買っておいた。無論ビールもだ。買わないと、約1名が煩い。

ドデカイ岩盤を加熱する。料理人の特技 加熱は便利だ。

油をひき、肉、玉ねぎ、ピーマン、茄子を串に刺し投入する。そして、塩、胡椒を振り掛ける。いい匂いが辺りを漂う。ひっくり返し、じっくり火を通す。


「ユリさんの投てきの腕前凄いよね!」

「そんな事無いですよ!」

焼けるまで、とりあえずビールを飲み、会話で待つと言った具合だ。

「このビール!冷えてるじゃないか!旨いぞ!」

グビグビ飲む勇者。

「えへへ。料理人の冷やすって特技があるんですよ!」

「ユリさんいいなぁ、私、まだ冷やすを覚えて無いんですよ。羨ましい。」

「レベル20くらいで覚えるよ。」

「が、頑張ります!」

ビールを飲み干すと、ユリさんが注いでくれた。

「ありがと。それにしても、あの動き凄いね。忍者並みだよ。」

「そんな事無いですよぉ。」

ユリさんは、嬉しくてくねくねしている。

「もういいか?食えるのか?」

「もうちょっとですねぇ。」

「くぅ!我は腹が空いたのだ!」

「生野菜でも食っておけ!」

キャベツを放り投げると、丸ごとかじり出した!女捨ててるのね。


串焼きを再度ひっくり返す。

「もう少しの辛抱ですからね?」

「分かった!モグモグ!頼んだ、モグモグ、ぞ!」

食べるか、話すか、どちらかにしろ!


5分後、

「焼けましたよ!アイさん!どうぞ!」

気を利かせて、ナナさんは、アイに串焼きを手渡す。

「おお!旨そうだ!がぶ!」

頬をリスの様に膨らませ、串焼きを平らげた。

食べるの早!両手に串焼き、ん?あいつ4本づつ、計8本持ってるぞ?!ユリさんの投てきの真似したいのだろうか?


「梅ダレはまだか!?あ!それは我の甘口ダレだぞ!」

「おい、アイの名前書いてあるのか?」

「むぐぐぐ!!」

「ピンキー、お前も食べろ!ほれ!」

「蛙は苦手なんだよな。」

「好き嫌いしちゃダメだぞ?」

「んじゃあ、がぶ!・・・・・ぎょええええ!!!辛いぃぃぃぃいいいい!!!み、水!水を!」

ピンキーのは、ハバネロダレだ。うひひひ。口から火を吐くとは、面白い奴だな。


と、夜が暮れていった。


その頃、また解体場所では、

「何だと!?また大量の解体依頼が!?」

「親方!休み下さい!死にます!」

「ふざけるな!この食材腐らせたら、お前の命は無いと思え!」

「ひぃい!」

「どんどん運ばれて来ます!まずいですよ。置き場がありません!」

「仮倉庫だ!まだ、あそこなら何とか収納出来る!」

「あ!トオルが逃げました!」

「この忙しい時に!それでもタマタマ付いてるんだろうが!」

「あいつ男の娘なので、セーフですか?」

「馬鹿野郎!そんなの関係ねぇ!直ぐに吸い寄せるを使え!徹夜3日確定だ!」

「アヒャアヒャアヒャアヒャアヒャアヒャアヒャアヒャ。」

ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!

ビックトードの皮を剥ぐ音。

「あいつら早く違う町行け!!!」

「メシウマメシウマ、メシ、ウマ。」


次の日、解体作業はもうしないと断られた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ