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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
4章 旅立ち
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パーティーメンバーを雇おう。53話

腕の感触が、とんで無い事になっていた。

ユリさんにベッタリくっつかれている。何故かパーティーメンバーになっていた。胸が当たっている。僕の鼻は伸びっぱなしだ。


「ほう、ゆりは料理人か!では、ナナは不要となるのでは無いか?」

「え?あ、うん、私、全然役に立てなかったね。仕方無いかぁ。」

ナナさんは、どこか寂しそうだ。

「まぁ、契約しましたし、期限まではお願いします。」

ユリさんは、とても不機嫌になった。ワナワナと肩を震わせ、包丁を研ぎ出す。

「わ、分かりました。でも、今日の狩り凄かったですね!」

「そうだね。僕も最初はビックリしたけど、慣れちゃったな。まぁ、レベルがバンバン上がって、嬉しいけどね。」

「そういやバトルマスターいくつになった?」

「レベル15なったな。」

「ここは適正レベル15だから、レベル20まで上げよう。」

「分かった。それよりアレックス、転職はしないのか?」

「うむ、考えたが、やっぱりこれが最短らしいんだ。」

「我は転職しなくてよいか?」

「勇者一択でお願いします。」

「分かった!任せておけ!あっはっは!」

「私も転職した方が良いかな?」

僕は、顎に手を当て考えた。僧侶がいいかな?このパーティーメンバーでは、傷が癒せない。

「ユリさんは、僧侶、ダメかな?」

「ごめんなさい。僧侶は転職欄に無いの。」

「じゃあ、何が転職可能?」

ユリさんは、料理人レベル25だった。あれ?ピンキーのお母さんが僧侶レベル21だったかな?年も38って言ってたし。んん?もしや、ユリさんは40近いのか?冷や汗が垂れる。

特技 調べる発動!

「ユリさんの年齢。」

『回答を拒否します。次に発動するとバレて殺されます。以上。』

ゾゾゾと、背中に寒気が過る。これは、禁忌事項だな。触れないようにしよう。僕は、笑顔でそう思った。


戦士、空手家、狩人、料理人が転職可能らしい。

狩人がアタッカーとして、優秀なのでそれに転職してもらう事にした。


「コカトリスは、狩り尽くしてしまったので、次の獲物は、ビックトードにしましょう。」

「あのデカい蛙だな?心得た。」

「あれは気持ち悪いよねぇ。」

「あの、ユリさん。もう少し離れて。」

「いやん!」


こうして、夜は更けて行った。


その頃、解体場所では、

「なんじゃこりゃ?!コカトリスが113体だって?!」

「親方!人手が足りません!」

「どいたどいた!もも肉を、こっちに運ぶの手伝って!」

「バカ野郎!骨はしっかり外さないと、ダメとあれ程言っただろ!」

「この血抜きの手際、とてもマネできねぇな。」

「内臓も旨いんだぞ!この肝臓、白いが、白レバーだ!こいつはレアだぞ。そして、超旨いんだな!これが!」

「お前らぁ!口を動かしてないで、手を動かせ!」

「ははは!お前、血を頭から浴びて、血まみれだぞ!」

「それを言うなら、頭から血を!だ!」

「目がぁ!目がぁ!」

「アヒャアヒャアヒャヒャヒャヒャ!!!!!」

コカトリスの毛を抜く作業をしている。

ブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチ。


職人の悲鳴が、夜中こだまする。





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