パーティーメンバーを雇おう。51話
気のせいだろうか?最近、見られている感覚がある。
ここは、港町ロンデスバークだ。
順調にレベル上げが進んでいた。遊び人のレベル10と変わらないが、アホのアイはレベル8となった。
ピンキーはというと、
パラディンレベル10→空手家レベル10
→バトルマスターレベル1←今ココ
適正レベルのモンスターが、レベル15とここは強目の狩り場である。。狩りの獲物は、コカトリスだ。肉は、鶏肉に近いが硬い。しかし、よいダシが取れる。煮込めば柔らかくなるので、食材としては人気だ。屋台で、売られるのはロンデスバークの串焼き特産物である。勿論、肉はコカトリスの肉である。
今回は、食材の処理に人材が必要な為、4人パーティーである。臨時に雇い、コカトリスの処理を専属で、担当してくれるから後処理に困らない。
「料理人のナナです。レベルは10とちょっと低いですが、宜しくお願いします!」
ああ!普通の常識人だ!是非、末長くパーティーを組みたいモノだ。
「僕はこのパーティーのリーダーをしているアレックス!宜しく頼む!」
握手を交わす。
「そして、こいつがピンキー。アホだ。壁職してもら予定だ。
「おい!ちょ!アホとは何だ!アホとは!失礼だぞ!」
「更に、そいつを上回る逸材、超ウルトラスーパードアホのアイ。一応勇者だ。」
「我はそんな伝説の職業では無いぞ?よく聞け!我は勇者アイである!」
「はいはい、挨拶は以上だ。」
二人は、不平不満を言っている。この職場は3Kだとか抜かすとは、僕は心外だと怒りに震えた。
3Kとは、キツイ仕事の職場、汚い職場、危険な職場の3Kである。
全くこれだから、素人は!ウチは3Aだ!安全安心安泰!
「じゃあ、ピンキー、アイ、行くぞ。ナナさんは、解体メインで、余裕あれば何か投げて、当てるように。」
「分かりました!」
二人は不貞腐れている。ぶー、ぶー、アレックスのアホ!等と聞こえるが気にしない。
レベリングの狩りとは、
モンスターを1匹だけ釣り、安全地帯へ連れてくる。そして、1対4~6で、モンスターを倒す。また、1匹だけ釣りに行く。その間に、ヒール等で、傷を治しMP回復に努めるのだ。
しかし、ウチは違う。
全員で、狩りに行く。トレイン上等!複数を同時に相手し、殲滅するヒャッホイスタイルである。
モンスターを倒すと、経験値が貰える。更に、倒した後、一定時間内にモンスターと戦闘し、倒すと経験値ボーナスが上乗せされるのだ!チェーン1で5%、チェーン2で10%、チェーン10まで繋げると、150%上乗せされる。
チェーン10以上は、150%と固定される。又、一定時間も、少なくともなるので、チェーン100を繋げるパーティーは、いない。
「しゃあ!112チェーン!」
「・・・・・・。」
「アレックス!狩り尽くしたぞ!」
「我を満足させる狩場は存在せんのか?!あっはっは!」
「あの、貴方達、一体何者?」
「ん?勇者御一行だけど?」
「100チェーン以上何て、聞いた事例ありませんよ!」
「おい、ピンキー。ナナさんを手伝ってやれ。」
「お前は、人使い荒いなぁ!ちっ!」
「僕とアイで、コカトリスを集めるぞ。」
「今日はコカトリスの肉で、バーベキューをしようではないか!あっはっは!アレックス!ビールを頼むぞ!」
誰かこいつに、ビールじゃなくて、ヒールかけてやってくれ。そうしたら、脳ミソもマシになるのだろうか?
コカトリスを集めると、山になった。
「ギルドに連絡して、取りに来て貰ったらどうですか?」
「そうだなぁ。」
後ろに、人影が現れる。
「その必要は無いですよ?アレックスさん!」
僕は、テラー状態になった!後ろを向いちゃダメだ!後ろを向いちゃダメだ!そう心で唱えるが、肩を捕まれる。
ひぃい!
「アーレーッークースーさーん?」
僕はゆっくり振り向いた。そこには、魔王!もとい冒険者ギルドの受付嬢ユリさんが居る!
僕は気絶して、その場に倒れた。




