レベリングしよう。50話
「ピンキー、戦士のレベルいくつになった?」
「ん?確か、レベル13なったよ。」
「そうか、じゃあ転職な!」
「えー!?早いよ!やっと僕も、役に立つと思ったに!」
「次は僧侶な!」
「マジかよ!?もうテンション上がって、鎧発注しちゃったじゃないか!」
「大丈夫!キャンセルしといたから!」
「ぼ、僕に何をやらせたいんだ?」
「ん?勿論、ナイトだけど?」
口をあんぐりしている。
「正気か?」
「魔王倒すんだぞ?壁職は必須だ!」
「うがぁ!!」
膝を付き、上を見ながら頭を抱える。
お前そんなに空好きだったか?
「我はレベル4になったぞ!」
誇らしげにそう言うのは、
超ウルトラスーパードアホのアイだ。
「計算したから、知ってる。」
「な、何だと!?アレックスは、心を読むのか!?侮れん!」
いつもの日常になりつつある。だが、断る!
「僧侶装備は、アンさん持ってるだろ?それ借りろ!」
「アレックス!君は間違っている!」
「ん?言ってみろ?」
「アンさん呼ぶな!僕のお母さんだ!そして、僧侶装備は、女性用だ!」
「あー、無くてもイイよ。」
「くっ!・・・・・やっぱりあそこに行くのか?」
「うん、ニブル高原は安全だろ?」
「確かに。仕方無い、行くよ。」
「その前に、転職、だ。」
ピンキーを僧侶に転職させ、またニブル高原の積雪地帯に来た。アイも連れて来ている。
この間の、放置プレイが効いたのか、こちらの指示通り狩る事が出来た。スノーゴーレムを15匹程狩った所で、ピンキーのレベルが13になったのを、伝えられる。
キャップに到達したのでは、仕方無い。狩っても、経験値が貰えないから、無駄なのだ。素材は手に入るけと、スノーゴーレムは、鉱石しかドロップしない。重いし、多くは運べない。
「我はレベル8になったぞ!あっはっは!」
メデタイ奴だな。ま、アイがレベル上がる内は、まだここが使えると言う事だ。
「もう帰るか。」
「おお!今日は早く帰れる!!」
「アレックス!我はまだ戦えるぞ!」
「明日な!明日!!」
「むう!まだ日も暮れてはおらんぞ!」
「ピンキーがパラディンに転職出来る祝いだ!酒場行くぞ!」
「何だと!?それは行かねばならんな!あっはっは!」
こいつは、成人して間もないのに、酒好きとは。
言うまでも無く、飲み過ぎで、僕が背負う羽目になった。
羨ましいだろうが、全く羨ましくない。何故なら、鎧ごしでは、全く肌の感触を味わえないからだ!に、匂いは、いいんだよな。うん。




