転職しよう。48話
「ピンキー、転職可能職業何出た?」
「えーと、戦士、薬士、農業士、吟遊詩人だったよ。」
「そうか、じゃあお前、戦士に転職な!」
「え?僕には無理だよ!」
「何を言っている!僕は、転職可能欄すら出なかったんだぞ!選択出来るんだ!贅沢言うな!」
「ううう、分かったよ。もう!」
「ク リスティーナさんお願いします。」
「分かりました。」
シスタークリスティーナの前に膝を付く。
「神の御加護が降りました。汝、これより戦士の職に転職する事を認めます。如何なる時も、行く手を阻む敵を撃ち、勇者の剣となる事を誓いなさい。」
「了解しました!」
ピンキーは、吟遊詩人から戦士へ転職した。
ここに勇者御一行に戦士が誕生する。
転職すると、レベルは1になる。レベルを上げていた職業に戻る場合は、元のレベルに戻る。
「僕、足手纏いにならない?」
レベル1になった事を気にしているのか。
「あー、大丈夫。最初から足手纏いだから。」
「・・・・。」
不満そうな顔をする。吟遊詩人レベル5も戦士レベル1と対して変わらんだろ。
「そんな顔をすんな。そこの勇者もレベル1だ。」
「何だって!?」
ピンキーは、喜んでいいのか、哀しんで良いのか、解らず頭を抱えた。
「我は転職しないで良いのか?」
「お前!レベル1だろ!転職はレベル5からだ!それまでの働きで、転職可能職業が、僕の様に無い場合もあるんだぞ!」
「何だって?!」
このアホに、誰も説明しなかったのだろうか?・・・・いや、多分説明はあった。アホだから理解出来なかった、若しくは、忘れたかの何れかだろう。
これからレベリングの日々だな。僕は溜め息を付いた。




