仲間を作ろう。44話
何故か引っ越しの手伝いをさせられていた。
女性の荷物は多い。が、こいつは、ちょっと意味が違う。
普通は、服、靴、化粧品、小物、鞄等である。
アイの場合は、武器、防具、装備アクセサリーと、女子力ゼロ、だ!
斧とか、ハンマーとか使うのか?重いだけだぞ。フルプレートや、盾もかさ張る。装備品だけで、1部屋潰した。知らないうちに売っぱらってやる!運ぶのに、脂汗を掻きながら、僕はそう決意する。
引っ越しも終わり、ある程度落ち着いたので、今後の話をする。
「仲間増やさないと、ちょっとキツイ。」
僕は、真面目に答えた。
「そうだな。アレックス!アテはあるのか?」
「無い。お前はどうだ?」
「この間の勧誘は、見事に失敗したぞ!」
キリっと、偉そうな顔をする。上から目線で、物申せば当然の結果と言えよう。
「お前がアホだからだぞ!」
「我はアホではないぞ!冗談にも程がある!」
「うーん、あいつしか居ない・・・・か。」
「アレックス!どうやら、お前は見込みがある奴だと思っていたぞ!」
マジで殴りたい!苛立ちを隠せないでいた。
「そういやお前、レベルいくつだ?」
「お前言うな!アイと呼んでくれ!」
頬を朱色に染める。一番立てたく無いフラグが立ちそうだ。死にたい。
「んん。アイ、レベルいくつだ?」
「1だ!」
「ん?よく聞こえなかった!もう一度?」
「レベル1だ!」
久しぶりにフリーズした。




