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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
3章 絆
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仲間を作ろう。42話

僕は、酒場でやけ酒を飲んでいた。

「マスター!御代わり!」

「大丈夫なのか?もう11杯目だぞ?」

「平気だ。もう一杯くれ!」

「あいよ。」

一気にビールを煽る。あれ?ビールじゃないぞ?

グレープフルーツのジュースだった。果汁100%で、少し冷やされている。

「マスター?」

「それはオレからの奢りだ。飲み終わったら帰れ。」

「ありがとう。」

僕はマスターに、聞こえるか分からないくらいの音量で、そう答えた。


その少し前の出来事だ。


アホが目を覚ます。頭を抱え、片目を瞑っている。

僕の方を見て、負けたら事を悟ったようだ。


「我は負けたのか。」

「ん?そうだな。」

いくらアホでも、遊び人に負ければ悔しいだろう。勇者だし、プライドもさぞ高そうだ。

「では、我は仲間になろう!」

え?決闘して、仲間にならないと約束したぞ?

「おい!約束しただろ!」

「ああ、我の仲間にならないと。」

「じゃあ、今の話は矛盾してるぞ。」

「だから、アレックス!お前の仲間になる、と。」


ああ、もう解らないよ。こいつは超ど級のアホなのだろうな。酔ってるし、頭も回らん。特技使うか。

特技 調べる発動!

「アホが仲間になる理由を教えてくれ。」

『回答を拒否します。しかし、可哀想なのでヒント、解釈の違い。以上。』

アホの仲間になれ、が要望だったな。

僕の仲間になる。が、今回言われたのか。


アホリーダーのパーティーには加えないけど、アレックスリーダーのパーティーに加わると言う事かよ。

パーティー組んだら、一緒じゃねーか!これは陰謀だ!絶対の絶対に断る!!

「おい!」「ちょっと待って下さい!」

発言を中断される。

「これはお願いではありません。」

「どういう事、だ?」

「ギア王の命です!」


僕は、思いっきり机にオデコを叩きつけた。

何か違和感あったんだよな。名前知ってる所辺りで。



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