仲間を作ろう。40話
「グビ!グビ!グビ!プッハー!!生き返る!!」
泡髭を右手で拭い、ケラケラと笑い出す。
水色の髪を靡かせ、右手で払う。その右手、ビールの泡拭った手ですよ?
飲み干したのに、気が付き、少し考える。
「マスターとやら!ビール御代わり!」
「あいよ。」
マスターは、直ぐにビールをジョッキに注いだ。
「ビールを奢ってくれるとは!仕方あるまい!仲間にしてやろう!あっはっはっは!」
こいつ酔うと、笑い上戸なのか?いや!違う!只のアホだ!間違い無い。
「断る。」
ガバッと立ち上がり、怒りで震えている。
「何故だ!?名誉な事だろ!何が不満だ!何が!」
お前だよ!お前の存在が不満だよ!名誉で腹が膨れるか!食べられる物で、腹を満たしたいんだよ!
「だが、断る!」
ギリギリと歯ぎしりをしている。
「お前勇者だろ!なら遊び人の僕なんかよりも、ナイトとか賢者を仲間にしろよ!」
何かに呆気に取られた様子だった。
「そうか!やはりナイトか!それに賢者は必要だな!アレックス!さぁ!一緒に探しに行こう!」
何か違和感がある。僕の名前を知っている?
「僕は、お前の仲間にならない!絶対だ!」
物凄く形相で、僕を睨み付ける。右手の人差し指をピンと伸ばし、僕を指差した。
「決闘だ!勝負しろ!アレックス!」
「はい?」
「我が勝ったら、仲間になれ!」
何故決闘する事になるんだろう。




