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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
2章 経験
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お金を稼ごう。35話

「非常識だろうが!お前は!!」

ピンキーの叫び声が響く。その場に立ち上がる。

「僕が死んだら、お前は間違い無く死ぬな。」

慌てて、ズボンを引き上げる。ウンコして、尻拭かないんかい!

ガキーン!ガキーン!僕は、ゴールデンミミズの攻撃を盾で防ぐ。隙を見て、切りかかる!が、やはりダメージは通らない。

「ピンキー何とかしろ!」

「無理だよ!」

「じゃあ鋼の鎧貸してやるから、何とかしろ!」

「今脱いだら死ぬよ?ねえ!分かって言ってる?」

僕の口から、血が滴る。それを見たピンキーは、息を飲む。

「おい!血が一杯出ているじゃないか?大丈夫なのか?」

「そんな事言う暇があったら、何とかしろ!眠らせられないのか!?」

「分かった。やってみよう。」

ピンキーは歌いだした。

「へい!yo!お前!寝る!俺寝ない!yo!yo!yo!yo!」

何でラップなんだ!ダボがぁ!!

ゴールデンミミズが、大きく振りかぶる!

あ、もう、ダメ?だ?

ズドーン!ゴールデンミミズは寝た。


「マジかよ!?」


薬草を噛みしめ、ピンキーに指示を出す。

食べたからと言って、治る訳では無い。血が止まる程度だ。魔法も傷を癒す事は出来ても、無くなった手足は戻せない。万能では無いのだ。


「これでいいの?」

ピンキーは確認してくる。確認は大事だ。

「おう。火を点火してくれ。」

「了解!」

特別な麻痺毒草に火が灯る。ゴールデンミミズは、煙で覆われた。やがて、目を覚まして起き上がるが、その状態で固まる。麻痺が効いたのだ。ゴールデンミミズの口より、少し上に毒状態のシグナルが、発生しているのが分かる。

「どう?効いてる?」

「ああ、よくやってくれた。」

照れ隠しなのか、ほら、僕でもやれるだろ?とかぼやいている。

「ギャアアアア!!!!」

ドーン!!地面が、少し揺れる。

ゴールデンミミズを、倒した!!毒状態でだけどね。


暫く放置しておくと、金の棒になる。縮むのか。

さっき倒したのを含めると、2本。50万円の収入か!僕は、ホクホクな顔をしていた。


「アレックス!アレックス!聞いてくれよ!」

煩い奴だな!僕は舌打ちをする。

「レベル5になったんだ!へへーん!」

右手の人差し指を立て、鼻下を擦る。


僕は唖然としていた。お前!吟遊詩人は戦士の1/3の経験値で、レベルが上がるんだぞ!こいつ!何今まで、サボってたんだよ!


人の事を言えない奴が、そこには居た。






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