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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
2章 経験
32/195

生命の危機を回避しよう。31話

ここは、冒険者ギルドの別室。

僕は椅子に縛りつけられていた。目の前には、例の受付嬢がいる。机を人差し指で、トントン叩き蔑んだ目で、僕を見る。

「で?何してたの?」

「えーと、ラビット狩?」

受付嬢の指先が止まる。下を向き、肩がプルプル震える。多分怒りを放出する前触れ、だ。


「んな訳あるかー!!この童貞!チン○ス!皮かむ○の!ど糞野○が!」

翻訳出来ねぇ。これR15だぞ?


「おい!」

「はい!!」

「本当の事言えよ?チン○引き抜くぞ?」

頭から、血の気がスーっと無くなるのが分かる。

何故か股間を隠そうとしてしまうのは、男の性か。因みに、両の手は、後ろにくくり付けられているので、隠すのは無理だ。


「受付嬢に誓って言います!ラビット狩をしておりました!レベル上げたかったからです!」

はーん?で?と言った顔をする。

「なら、何故ああなった?」

「解りません!」

「ドタマカチ割って、脳ミソチューチューモンスターにされたいか?んええ!?」

ひぃ!こ、殺される!額から、油汗が大量に流れる。

「チューチューされたくありません!」

「じゃあ、納得出来る説明してね?」ニッコリと微笑む。目は-196℃くらい冷たそうだ。


「遊び人の職業があります!」

「で?一歩でも、言葉選び間違えてみろよ?どうなるか想像してみ?」

ガクガクプルプル僕は、恐怖でおののいた。

「特技に、仲間を呼ぶをあの時、発動させました!」

受付嬢は、顎をしゃくる。

「空から、大魔神が現れて、大岩を一撃で真っ二つにしました!」

「ふーん、そんな事あったの?で?」

え?説明しましたよ?何がダメだった?頭をフル回転させる。

「私に言う事あるんじゃないの?」

口元を吊り上げる。両の隙間から、吐息が溢れ出す。

間違ったら、殺される。

小声で、調べる発動。

「受付嬢の問は何か?」

『この間、逃げた事。以上。』

眉毛に溜まった汗が、目に入る。顎からポタポタと流れ落ちる。

「申し訳ございませんでした!」

僕は、頭を下げられるだけ、下げた!

受付嬢の眉毛が、ピクリと動く。

「何を?」

僕は必死に叫ぶ!

「この間、ギルドで罵倒した事!逃げた事です!」

「・・・・正解。」

はぁ、はぁ、はぁ。安堵する。

「でもね?謝るくらいじゃあ許されると思って?」

心臓を握られている気分だ。

「いえ!滅相もございません!」

「誠意、を見せてくれるかしら?」

「!!喜んで!」

受付嬢は、ご満悦のようだった。

「ちょっといいですか?」

「ん?何?」

「誠意とは、プレゼント?で間違い無いでしょうか?」

「!?」

両の目を、カッと開いて、その後、仏のような表情で言った。

「私ね?ネックレスがいいな?」


僕は漢泣きした。







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