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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
2章 経験
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お泊まりしよう。27話

アレに包帯を巻いたのは、多分人類初だろう。

アンさんに、巻いて貰った時は凄く興奮した。ズキ!っという痛みで、痛いやら気持ちイイやら、もう訳わかんね。


アンさんとは、僧侶服にコスプレしていた、ピンキーのお母さんの事だ。

「アレックス君!私はお母さん、じゃなく、アンて名前があるのよ!そう呼んで頂戴!」

だそうだ。


「おか、アンさんの職業は僧侶なんですか?」

「おかて何?」

ニッコリと微笑むが、目は笑っていない。怖いよ。

「そうよ。僧侶レベル21よ。」

思った以上にレベル高いな。ふと、思った。そういやピンキーは何の職業なんだ?


「おい!ピンキー!お前の職業何だ?」

嫌な顔をして、僕の方を睨む。

「アレックスには関係無いだろ?」

「まぁ、そうだな。言いたくなけりゃいい。」

「そんな言い方しなくても、いいだろ?吟遊詩人。」

「へー、不人気ランキング2の吟遊詩人かぁ。」

「そーゆー、アレックスこそ職業何だよ?!」

「僕は、遊び人。」

「ぷぷぷぷ!!無いわ!史上最悪最低な職業じゃないか!あははは!!!」

僕は怒りに震えていた!だが、これしきの事で、言い返してはダメだろ。大人の対応ってヤツを見せてやるかな!

「でも、クィーン大アリアント倒したぞ。」

「あんなモン、タネ知ってたら、僕でも倒せるよ!」

「じゃ、鋼の鎧貸してやるから、今すぐ倒してこい。」

「ぎ、吟遊詩人は、鋼の鎧装備出来ないんだよ!」

「じゃあ、鉄の鎧でいいから、行ってこい。」

「鉄の鎧じゃあ、噛み砕かれちゃうじゃないか!」

「じゃあ、お前じゃ倒せないな。」

「いや!僕でも、倒せるね!」

おい、ループしてるだろうが。お前じゃ無理なんだよ。


そこで、アンさんが言う。

「ピンキー?即死じゃなかったら、ハイヒールで治せるのよ。お母さんがお供してあげようか?」

「無理無理無理!ご、こめんなさい。」

ピンキーは涙目で、そう言った。


冗談は、ほどほどにして、朝食を食べ終えた後、大アリアントの巣を解体した。

卵がうじゃうじゃあった、うえー、気持ち悪い!ハンマーで、1つ1つ壊していくと、心の中でレベルアップの声が響く。

アレックスはレベルが上がった!レベル4になった!特技 叫ぶ を覚えた!


使えそうに無い特技ばかり覚えるのね。

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