お泊まりしよう。24話
「もう!下らない話は、もう止めにしてくれ!」
さっきまで、黙っていたピンキーが大声を出す。
「そういやお前何でさっき怒ってたんだよ?」
「煩い煩い煩い!人の勝手だろ!」
右手を頬に当て、困った表情でお母さんが言う。
「お母さんのレース柄のパンツ履くのが、そんなに嫌だったの?」
ぶふー!!口に入れたての、シチューを吐き出す!
ピンキーは、石化した。僕の吹き出した、シチューの残骸を払う素振りを見せない。
「ピンクのスパッツだから、パンツも同じ色ししてあげようと思ったの。」
ぷぷぷぷー!が、我慢出来ない!
「そしたら、この子、レース柄は嫌だって言うのよ!」
手で口を押さえる。冷静なれ、冷静に!僕なら出来る!腹筋が鍛えられるだけだ!
「無理矢理履かせたんだけど、この子細いでしょ?スパッツがパッツンパッツンになって、パンツ跡がクッキリ浮かび上がったのよ!」
はい!ダメでした!
笑い転げて死にそう!キミ達親子は、僕を笑い殺す気か!?
ひい!ぷぷぷぷ!ぶは!パンツ!パンツがあ!パッツンぷぷ!ゲフ!ゴホ!クッキリにておまちょーギャハハハハ!
床を転げ回って、足をバタバタさせ、椅子に座り、机をバンバン叩いてようやく落ち着いた。
「はぁー、はぁー、はぁー、」
「アレックス君大丈夫?」
「気にしないで下らない!発作です!もう治りました!」
横を見ると、ピンキーは居なかった。石化が解けたんだね!良かった!良かった!
僕が笑い転げている間に、捨て台詞を吐いて家を飛び出したようだ。
「お母さんの嘘付き!!内緒にするって言ったじゃないか!」
その後、ピンキーを見に行くと、川で溺れていた。
もう少しで死ぬ所だったぞ!感謝しろよ?と言ったら、
「あのまま溺死させてくれれば良かったのにぃ!」
「ちょ!それじゃあお母さんが、悲しむだろ!」
「・・・・ソウダネ。」
ずぶ濡れになった事で、お母さんにまた叱られる。
「もう!可愛かったのに!次はスカートにするね?」
「ぎゃああああああああ!!!!!」
ピンキーの断末魔は、その日絶える事は無かった。




