お泊まりしよう。22話
「ぶわふっわっは!げぼ!がは!ぜーはー、ぜーはー、ふぅ」
僕は、腹が捩れる程、咳き込んだ。だって、面白過ぎる!主にピンキーが!
上の服はそのままの白色の長袖で、下がピンクのスパッツだ!股間なんて、超モッコリしている!!ぷぷ!
「もう!これ履きなさい!」
「えー!これお母さんのじゃないか!」
「家だからいいでしょ!アンタが悪いのよ!オシッコ漏らすなんて、18歳にもなって恥ずかしい!」
な、やり取りがきっとあったのだろう。今は秋頃で、かなり寒いぞ。頑張れ。
「アレックスさん!笑い過ぎですよ!」
ピンキーは、涙目で反論す。
「大丈夫、似合ってるわよ。」
お母さんは、ピンキーに言った。微笑んでいるが、目は笑っていない。
「丁度ね、洗濯してしまったの。それしか無いのよ。乾かそうにも、あんなに煙が上がっていたら、干した時に匂いが写るでしょ?」
「でも、これ女物じゃないか!」
「じゃあ、パンツ一丁でいる?」
「そこに畳まれた洗濯物があるだろ!パンツとシャツ、それとズボンが!」
右手人差し指をピーンと突き立て、洗濯物を指す。
「これはね、アレックス君のなの。今日泊まってくでしょ?着替えしないと、風邪でも引かれたら困るわ!」
「僕は、風邪引いてもいいのかよ?!」
「馬鹿は風邪引きません!」
「僕は馬鹿じゃないぞー!!!!」
こいつ面倒臭いな。一言言って黙らせよう。
「じゃあ、僕のズボン履くか?大アリアントの焼いた匂いが充満してるぞ?」
「あ、いや、それは嫌だけど。」
「何だよ。言いたい事言えよ。」
「・・・・・・。」
「アレックス君。息子は多分レースが気に入らないのです。」
「お母さん!」
レース?レースって何だ?




