クエストを達成しよう。21話
「アレックスさんって、残念な人ですね。」
ゴミを、蔑む目でジーっと見てくる。こいつ辞めてませんかね?
「これなら僕でも倒せましたね。」
「クィーン大アリアントが居なければね。」
「レアポップだったんですよ!普通なら居ないハズ!」
こいつ腹立つな!問題が解決すると、気が大きくなるタイプか!
「じゃあ、今度巣が出来たら、ピンキーさんクエスト依頼すんなよ。」
「ははん、余裕です!」
「巣が有るって事は、クィーンが存在するって事なんだよ!解るか?因みに、クィーン大アリアントの顎歯は、鉄も食い千切るぞ。」
「え!?ひぃい!そんなの聞いて無いよ!」
こいつは真性のアホ、だ。
僕は、イタズラを思い付く。こいつには、お灸を据えねばね!!
「おい!クィーン大アリアントが、まだ生きてるぞ!」
「うわぇひぃ?!」
ピンキーは、クィーン大アリアントの様子を伺う。
「やだなぁ?冗談が悪過ぎですよー。」
彼に見えない位置から、特技 石を投げる 発動!
グラッと、クィーン大アリアントが、動く。
「いやあぁぁああああぁぁああ!!!」
ピンキーはその場で腰を抜かす。
股間の辺りから、ジワーっとシミが大きくなる。何か下辺りが、モッコリしているのは、気のせいだろうか?
「マダイキテタノカー。 」
鋼を剣を抜き、クィーン大アリアントの首根っこに射し込む!
グリグリグリグリ、えい!ブシューハー!!
クィーン大アリアントの頭が飛ぶ。ピンキーの股間辺りまで飛び、転がり止まる。
「ぎふごげびぎゃぐああああ・・・・・・・。」
ガクッ。どうやら気絶した様だ。このくらいで許してやろう。
僕は、ピンキーをほったらかして、大アリアントの巣に向かった。松明に火を灯し、巣穴へ投げ入れる。
こんもりと3メートル程盛り上がった巣が、赤く熱され光沢を現す。とても、とても、臭い。大アリアントの燃えた匂いが、鼻に付く。それでも、顔をしかめながらも、薪をくべ、火を絶やさないようにした。
明日は巣の下を掘り返さないとな。多分だが、卵が大量にあると思う。この程度の地熱では、多分殺せないだろう。レベルが上がっていないのが、証拠だ。
遊び人レベル4への必要経験値は500。クィーン大アリアント討伐で、450は得ている。卵が殲滅されていれば、レベルも上がっていただろう。
ふと、気が付くと、ピンキーは居なかった。代わりにお母さんが現れる。
「アレックス君、大アリアントの殲滅は終わりですか?」
「殲滅は終わりました。しかし、卵が巣の下に埋まっています。」
「まぁ!大変!」
「明日の朝イチ掘り返して、卵を一掃しようかと。」
「でしたら、今日は、是非家に泊まって下さいな!」
「え?いいんですか?」
「もうご飯の用意も済ませています。遠慮なさらず。」
「お言葉に甘えさせて頂きます!」
火の鎮火を確認し、僕は、お泊まりする事にした。
勿論、
「火ヨシ!鎮火ヨシ!」
は、忘れずにね。




