192話 エピローグ2
「ピンキー様!!!あ、え、ひぃ!!!!!」
「お嬢様!じぃの後ろへ!!!!!」
戻るなり、剣を抜かれ対峙する事になった。魔王がいるのだ。しかも、2人も。
サボタンが亡くなり、パーティーメンバーが増えていた。
ニーナはレベル1だ。僕のレベルも1である。
角が生えているのだから、もう魔王ではありませんと言い逃れ出来ない。レベル70の彼らの剣先に触れただけで、軽く死ねるだろう。だから、気を抜けないのだ。
「ちょっと待って下さい!」
「何を言ってるんだ!!!魔王だぞ!!??しかも、アレックス様も角を生やして!一体何があったと言うんですか!!!」
僕は全員に説明した。
自分が魔王になってしまった事。
魔王を仲間に加えた事。
サボタンが亡くなった事。
「それは残念でしたわ。でも、それとこれとは、話が違いません?魔王に転生したのですわよ!?倒すか迷う所ですわ!ああ!どうすれば!?」
「ああ、それならまた転職すればいい」
「「はい!?」」
「僕とニーナの転職を頼む。ミーシャさん」
「魔王も転職出来るのですの!?」
「うん。そうだよ」
今回同行して貰った、シスターに転職して貰う。
ニーナは、戦士に。僕は、僧侶にだ。それしか選ぶ事が出来なかったのだ。確認の為に、再転職をしてみたが、やはりそれは出来なかった。
「良かったですわ!魔王に転職出来る場合は、討伐するか話し合いをしなくてはなりませんでしたもの!」
「ほっほ!じぃも安心しましたぞ!」
「アレックス様は、勇者にもうなれませんの?」
「うん。魔王に転生した時に、
全てを持っていかれたからね」
勇者やその他の色々な職業を全てロストしていた。当然、遊び人もだ。安堵はする。これで、もう魔王にはならない。絶対では無いが、ここのメンバーに協力して貰う事になるだろう。隠蔽する事が悪い事では無い。
「アレックスさん。これで良かったのですか?」
「ああ。これで、僕達の旅は終了だ」
「ニーナ様の事は、何て説明されますの?」
「それなんだが、ミーシャさん何とかならない?」
「アレックス!得意の調べる使えば?」
「ピンキー。全部の特技、特性もロストした。僕はまさに、能無しだ。だから、助けてよ」
「アレックスに頼られてる!うううううう!!!!」
ピンキー、泣く事無いだろ!僕はこれから頑張る!たがら、それまでは助けが必要なんだ。頼らせて欲しい。大親友のピンキー。
「ほっほ!では、捕らえられていた事にするのが、手っ取り早いですぞ!」
「そうですね!アレックスさん!」
「そう口合わせして貰えると助かります」
「とりあえず、魔王城封印しますか!」
「そうだね。早い方が皆もいいだろうし」
僕達は、魔王城を封印した。
これで、世界中の人に知れ渡る事になるだろう。
厄災で困っていた、NMとHNMが全て消えるのだから。
「はぁ。王様には何て説明するか」
「我は勇者アイである!任せろ!あっはっは!」
一番任せられない人物だ。ここはミーシャさんにも同行をお願いしよう。
後日、王様への謁見を何とか誤魔化して、乗り切る事が出来た。




