177話 魔王城へGo!?
「本当にお祭り好きだなぁ」
「そんなにイベント何て無いからね。理由を付けて騒ぎたいんだよ。でも、それ以上に僕達に期待しているのは、分かるけど」
「魔王を倒す。勇者にしか出来ないからね」
「拙者、よく分からんで御座る。
何故、勇者なので御座るか?」
「知らないのか。まぁ、仕方無いな」
魔王には、魔法が効かない。
なので、物理ダメージが有効なのだ。
毒や麻痺等、状態異常攻撃もあるが、効いたか確認出来ていない。やはり、王道に物理ダメージを蓄積させて行くのが良いだろう。
だが、勇者がいれぱ別だ!
雷撃は、どんなモンスターにも効果絶大である!電気に耐性を持っているモンスターは、存在しない。勿論、魔王もその例外には当たらないのだ。
雷撃をいかに有効に当て、遠距離攻撃を撃ち込むか、がカギとなる。雷撃を受けると、痺れるのだ。身動きの取れない相手は、格好のカモになり変わる。
「そうで御座ったか。アレックス殿も、アイ殿も勇者であるから、楽勝で御座るな!」
「そういう気を抜いた考えは、良くないぞ」
「そうですね!」
「拙者、考えを改めてるで御座る!」
「アレックス!僕も質問いいかな?」
「いいよ。答えられる範囲なら」
「えーと、魔王とは無制限のBF戦闘なんだろ?なら、魔王は外に出られないよね?何で厄災となるの?」
「我も聞きたいぞ!」
おい、勇者が知らないでどうする!?
はぁ、仕方無い。まとめて面倒みよう。
無制限のBFダンジョンに、魔王は居る。
正確には、BFを抜けた先に、魔王城があり、その奥に魔王は存在するのだ。
先ずは、BFを突破し、魔王城へ行く。
魔王城に潜入して、魔王を倒す。
流れは、こんな感じである。
無制限のダンジョンは、50階層になっており、攻略には半年はかかるらしい。ボスモンスターは、適正レベル70と比較的弱い分類に入る。全員のレベルは75になっているので、楽勝では無いが、苦戦は無いと思う。
「そうだったのか!知らなかったぞ!」
「勇者なんだから、これくらい知っておくように」
アイはそっぽを向く。まぁ、いい。
「アイと僕で、交互に雷撃を撃つ。その隙に遠距離攻撃をして、チクチク削るのが、最も効率的だと思う」
「卑怯ではないか!それでも漢か!」
「なら、一騎討ち頼むな!アイ!」
「それとこれとは話が違うぞ!アレックス!」
「納得出来ないのは、分かる。でも、魔王が存在する限り、平和は訪れないんだ。卑怯でも騙し撃ちでも、そんな不名誉は僕が引き受ける」
「僕もそれを分担してはくれないか?」
「ああ、いっぱい固そうな石を拾ってくれよ?」
盾役にピンキー。
何故か電気耐性を取得している。痺れクラゲで得たらしい。人類初の偉業を達成していた。
アタッカーに、僕とアイ。
雷撃の魔法で、相手の動きを封じる。僕は石を投げつけて、翻弄しよう。
サブアタッカーに、ユリさんとサボタンと京子。
遠距離攻撃で、相手にダメージを蓄積させていくのだ。
回復役がいない!そう思うだろう。
サブアタッカーが、薬品を担当するので、その心配は無用だ。ピンキーの回復時は、アイと僕でヘイトを稼ぎ、その間に薬品等使う。その手筈となっている。
「ミーシャさん。頼んでおいた、
アラパーティーは用意して貰えましたか?」
「問題ありませんわ!
レベル70のパーティーを3つ用意してますわ!」
「流石!ミーシャさん?頼りになるなぁ」
「当然ですわ!じぃ!消耗品はどうなってますの?」
「ほっほ!全て気球に積み込んでおりますぞ!」
今回は、自家用の気球を用意していた。
金持ちは、やる事が違うなぁ。でも、そうじゃないと、魔王城へは行けないのだ。崖の端に入り口が存在し、そこからの侵入しか方法が無い。
船も一応あるが、発展していないので、長旅には使えないのだ。もっとしっかりとした船が作れれば、違う大陸へ行けたかもしれない。大陸があればの話だが。
気球も便利だが、海を渡ったという報告は、未だに無い。全てが片付いたら、開拓するのも面白いかもしれないな。




