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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
10章 奇跡の価値は?
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174話 やるべき事

「ミーシャさんお願いします」

「勿論ですわ!」


ミーシャさんはとても上機嫌だった。

無事ミューズ興の依頼をこなしたのだ。しかも、無傷で助け出したし、恩はかなり売れたと思う。


山賊やモンスターを倒したお陰で、治安も良くなったし、僕達も幾つかレベルが上がったのだ。一石二鳥になって、効率が良いのは気分もいい。


「次の狩場は何処になりますの?」

「ほっほ!お任せ下さい。お嬢様!」


地図を机に広げた。かなり詳しい地図だなと思う。普通は、こんな詳しい地図等無い。地形を調べて、地図におこすのがどれだけ難しいか。

モンスターが邪魔で、尚且つ、天候に左右される。カネだけでは、地図は完成もしないのだ。それを持っているという事は、それだけの権力がいると言えるだろう。


「凄いね。この地図」

「あら!分かります?アレックス様!流石ですわ!」

「そんなに凄い事なの?」

「ピンキー、これは偉業だよ。これ程の地図を作れるという事がね。全てを把握しなくては、こんなの地図は作れない!」

「アレックスが感心する程なのか。うーん」

「ピンキー様は、気になさる事ではありませんわ!」

「気にはしなくてもいいけど、

自覚は持っておいてくれよ?」

「分かった。肝に命じる」


執事のじぃさんが、指で示す。


「ここの辺りは、どうですかな?アレックス様」

「獲物を教えてくれませんか?」

「キングコブラスネークですわ!」

「毒が厄介だな」

「ナイトは毒耐性あるけど、それでも?」

「うむ。常に毒状態になると思った方がいいな」

「ピンキー様、他のモンスターにされます?」

「アレックスはどう思う?」


僕は考える、毒は厄介だ。が、慣れてしまえば、大した事は無い。ピンキー次第なんだよなぁ。


「毒はかなり厄介だ。気だるいし、動きも制限される。力も入らないだろう。ピンキー次第だな」

「僕次第か」

「かなり噛まれるから、痛いと思う。じぃさん、他のモンスターのオススメはありますか?」

「ダンジョンがオススメとしか申し上げられませんな」

「NMを狙うって手もあるけど」

「僕が我慢出来ればいいんだろ?

なら、キングコブラスネークをやろう!」

「流石!ピンキー様ですわ!」

「まぉ、やってみて、キツかったら獲物を変えればいい」

「ほっほ!では、用意をして参りますぞ」


執事のじぃさんは、部屋を出て行った。


「キングコブラスネークの皮は、素材として高く売れる。肉もそれなりに旨いらしいね。食べた事無いけど」

「好んでは食べませんわね。

鳥に近い大味だと聞きましたわ」

「骨抜きが厄介らしい。毒抜きもしないとね」

「毒は高く売れると思いますよ」

「ならば、拙者が煎じるで御座る」

「キュピ!キュピ!」

「ああ、サボタンの針に塗ればかなり効果的だよね」

「矢尻に塗って、遠距離でも良さそうですね!」


ユリさんの遠距離攻撃は、とても頼りになるからな。毒でNM のHPを削るのも悪くない選択だ。


「魔王って、毒状態になるのかな?」

「分からない。効いたか、不明なんだよ。過去の戦歴と、アランの日記にも無いんだよな」

「まぁ、ダメ元で試すのも悪くないと思いますよ!」

「そうだね。効いたら、ラッキー程度に思っておこうか」


そうだな。そろそろ魔王の事も射程圏内に捉えているんだ。話に出てきてもおかしくはなかった。


「とりあえず確認だ。

レベル75以上にする。そして、魔王討伐に必要な装備や消耗品を整える。作戦の打ち合わせを念入りに行い、魔王の待つレベル無制限の魔王ダンジョンへ、でいいな?」

「装備と消耗品については、私に任せて貰えません?」

「え?いいの?」

「これくらいの支援は当然ですわ!」

「好意に甘えよう。魔王討伐は最優先事項だからね」

「作戦については、このじぃにお任せ下されませぬか?」

「うお!いつの間に!んじゃあ、お願いします!」

「ほっほ!お任せ下され!」

「残るは、レベル上げだな!」


皆頷いた。やるべき事は決まったな。




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