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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
2章 経験
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クエストを達成しよう。15話

僕は、ちまちま薬草を集めている。

ランクアップの為だ。エルフの里の近くの森に、薬草が採取出来るとの事で、渋々やって来た。


うーん、薬草って、どの草だ?!もう訳解らんねぇ!

途方に暮れていると、声を掛けられた。


「あ、猪のおじさんだ!」

ビクッ!ってなるよ。足音を立てて、ここに居るよアピールしてくれないと!

「お?キミは、エルフの?」

「ホープだよ!おじさん人の名前も、覚えなれないの?失礼だよ?」


何だろう?この心に刺が刺さる感じは?心臓、心の臓器と呼ばれているが、この刺が抜けるのは、何時になるだろう?


「おじさんまた、エルフの里に行きたいの?」

「いや、クエストだよ。薬草採取の!」

「へー、遊び人なのに、真面目なんだね。」


カチン!と来たが、ここは我慢だ。エルフは森の精霊、薬草に詳しいだろうか?


「薬草の見分けかが、解らないんだ。教えてくれないか?」

「薬草の見分けも知らないで、採取に来たの?バカじゃない?」


何故だろう?アホって呼ばれても、腹が立たないのに、バカと言われるとムカッとくる。この地域が西側だからだろうか?

むぐぐぐ・・・・・右手の拳を握り締める。


「それで、薬草いくつ必要なの?」

「とりあえず10個かな。」

「ふーん、暇だし手伝ってあげようか?」


な、なんですとー?!

旨く動揺を隠し、腕を組む。

「里に戻って、皆に言ってくるね!待ってよ!」

それから2時間後、

「遅い!何時まで待たせるんだ!?」

僕は、苛立ちを隠せないでいた。

「おーい!」

遠くから、声が聞こえる。段々近づいてくる。

「「おーい!」」

え?!一人じゃないの?エルフがゾロゾロ集まってきた!なんじゃこりゃー!?村長まで居るじゃないか?何故この様な事態になったんだ?


「昨日ぶりです。村長。」

「ほほほ、昨日ぶりですな!アレックスさん。」


何故こうなったか?問いただすと、猪の肉のお礼らしい。皆に伝えたら、もう乗り気で総出で採取となった。


45リットル入るくらいの袋2つ渡される。

「これは何ですか?」

「遠慮せず持って言って下さい。」

僕は、首を傾げる。

「おじさん!薬草だよ!」

うーん、薬草何個分になるのだろうか?とりあえず10個以上は、ある。

つーか、薬草1つの定義が解らん!どれくらいの束で1つなんだよ!?もう!


「いいんですか?こんなに?」

「昨日のお礼です。少し足りないくらいですかな?」

「いえいえ!?十分です!ありがとうございます。」

僕は、頭を下げた。


「では、儂らはこれで。」

僕は、彼らが見えなくなるまで、手を振った。



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