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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
9章 希望を胸に
153/195

151話 勇者御一行の狩り。

「な!?これが勇者の狩りなのか!?」

普通は、1匹釣って来て倒す。回復しつつ、また釣ってくるのが正しい狩りだ。しかし、このパーティーの狩りは違う。

釣って倒しきる前に、また釣ってくるのだ!キングキノコの山が築かれる。ボーッと等していられない!何故なら、キノコの処理をしなくてはならないからだ!

「しゃあ!100チェーン!まだまだ行くぞ!」と聞こえてくる。手をやすめる暇等無い!誰だ!?楽な仕事と言って受けたのは!!普通6チェーンもすれば凄い事なんだぞ!?それを三桁って、こいつらは異常だ!!


「ちょ、ちょっと休憩しませんか!?

アレックスさん!?」

「そっすね!なら、こいつを倒したら!」

リンク真珠でパーティー会話を行う。何故か連れて来たミーシャパーティーに助けられる。食材の下処理から、モンスターの素材剥ぎ取りまで、まさに職人の成せる技を見せつけられた。俺達必要か!?そう思えてならない。


「ピンキー様!食事の用意が出来ましたのよ!」

「了解!」

1人だけ豪華な食事をしている。おい!あれは白トリュフだろ!?見た事も無い食材をふんだんに使用されていた。

ふと、気が付くと勇者は女を囲って食事してやがる!キングキノコの丸焼きを、食わせて貰えるなんて!くぅ!羨ましい!!両手に花等、生易しい!後ろにまで、抱き付かれてるじゃねーか!!

※キングキノコからは、白トリュフはドロップしません。


「勇者って、モテるんだな。」

「リーダー。嫉妬?」

「いや、あれを見せつけられたらなぁ。」

「うちのパーティー、女の欠片もありませんからね。」

「1人勧誘すっか?」

「マジですか!そうなったら、俺頑張りますよ!」

「で、誰か当ては無いか?」

「他人任せじゃないですか!?」

「はぁ、もう寝よう。」

あんなイチャイチャされたら、ふて寝するしかねーよな。それに、次の見張りは俺達だし。


「クラウンさん。交代ですよ。」

「了解。」

「どうしたんですか?」

「まぁ、そのうち分かる。」


勇者達は、また乱獲し始める。

「うほ!ワイトキングの山ですか!?」

「骨からは、良い素材は無いんですよね。」

「砕くしか無いか。はぁ。」

「ハンマー貸しますよ。」

「お前はどうするんだ?」

「俺には、これがあります!」

拳を掲げ、アピールした。モンクの彼なら、造作も無いだろう。


「今チェーンいくつって言ってた?」

「227チェーンです!あり得ないですね!」

「化け物か?しかも、度胸あるよな。あんな骨だらけに入っていくなんて。流石、勇者だよ。全く。」

「ミラクルソードいいよな。」

「全員装備してるなんて、反則だぜ?」

「一人だけ違いますよ。」

「え?マジか?」

「ほら、あれ。」

「うっは!あれは覇王の剣じゃねーか!レジェンド級の装備だ!あれ1本で城が買えるぞ!?」

「け、桁違いですね。」

「ああ。」

「俺達何をしてるんですかね。」

「そうだな。」

「この仕事終わったら、レベル上げするぞ。」

「カジノはもう辞めですね。」

「いや、ミラクルソードを交換してからだ!」

「そこはスッパリ諦めましょうよ!!」


ここにカジノから足を洗う冒険者が、また一人増えたのであった?


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