147話 結果オーライ?
「アレックスさん!コインをくれませんか?」
「マジ!?」
「ええ!」
ニッコリ微笑むユリさんを、もう止める事は出来ない。僕は先程稼いだ16万枚を渡した。
「うふふ!ありがとう!」
「・・・。」
まだ店長から引っ張っるつもりだ。店長は顔をひきつり、唇を噛み締める!イカサマはバレるので使えない。正当な勝負をしなくてはならないのだ。
が、まだベットしてくるだと!?もうそれに見合うモノが無い。残っていないのだ!!
「お客様!もう賭けられるモノがありません!」
「あるでしょ?」
「ひぃい!?ま、まさか!?」
口元を釣り上げ、顎でしゃくる!店長は、唇をプルプルと震わせて泣き出す。
「そ、それだけは勘弁して下さい!!お願いします!」
まだ価値の有るモノを有しているのか。でも、それを断る程の大切なモノ等何なんだろう?疑問に思った。
「か、会社だけは乗っ取らないで下さい!!お願いします!何でもします!!どうか!!どうか!お情けを!」
「レイズしましたよね?ならば、勝負は続行ですよ?」
「代々250年の歴史ある、ユニバーサルアリッゼ株式会社の株を手放せと言うのですか!!」
「降りるなら、今ですよ?
カジノ程度で済みますから。」
「あんまりだぁ!!」
うっは!これはかなり不味い事になる。ユリさんを何とか止めないと!カジノだけでなく、会社を乗っ取るつもりだ。もう勇者の行いを越え、魔王の所業だな。これは。
「ユリさん。それ以上やってはいけません。」
「何故ですか?私とアレックスさんの結婚後の蓄えに必要な事です。止めないで下さい。」
「魔王を討伐したら、かなりの報償金が出る。
それで十分。金に飲まれる生活は御免だ。」
「これくらい1年で無くなりますよ!!」
どんな生活を望むんだ!?成金じゃないんだし、贅沢する必要等無い。食べて、少しの娯楽を楽しめるだけあれば、それでいい。
お金持ちの末路は決まっている。
まずやる事が無くなるまで、贅沢する。そして、飽きると筋トレしだす。筋肉改装には、限界がある。だから、次に手に取るのは、筆だ。絵を書き、自己満足の世界へと誘う。
「自慢の油絵を送られてくる気持ちが、どんなに苦痛か!お前達に分かるか!!」
「よく分かりません。
分かるように説明してくれますか?」
「これ以上勝負すれば、勇者職業を強制剥奪される。」
「!!??」
「勇者でいられなくなる。それはとても困る事だ。アイも勇者じゃなくなるよ。」
「私が・・・・私が、悪いの、ですか?」
「いいや。悪いのは、店長だ!」
「え!!??私ですか!!??」
「だから、魔王討伐後、
再度勝負してもらう!いいね!」
「え?あ!その、えーと。」
「おいおい!カッコ悪いぞ!!」「命拾いしたんだ!しっかり受けろ!」「バーゲ!バーゲ!」
「「バーゲ!バーゲ!バーゲ!」」
「しゃんだやらあ!!!!!!」
「「ワー!!!!!!!」」
店長とは、魔王討伐後、再勝負となった。
コイン2106億870万21枚をカジノに預ける事となる。武器、防具を交換して残った枚数だ。
ミラクルソード4本
奇跡の鎧4つ
不思議な袋4つ
こっそりエッチな水着を3つ交換しておいた。
これは内緒にしている。ユリさんにバレたらお仕置きされるからな!サボタンに口に人差し指を立てて、シーと言ったら、コクコクと頷いてくれた。口止めは完了だ!にしし。




