136話 痺れクラゲ乱獲!!
「ふぎゃあああ!!!!!」
痺れて、叫ぶピンキー。剣から電気が伝い、全身を駆け抜けた!少しづつ痺れていくから、見ていて笑える。
「レベル31でも痺れるのかよ。
アレックス、何とかならないのか?」
「電気には耐性がないからな。
だから、魔王戦で勇者が優遇されるんだろ?」
「成る程、で、対策無いの?」
「気合いだ。それ以外無い。ピンキーがトドメを刺さないと、経験値貰えないだろ?遠距離攻撃何かあるのか。」
「うぐ。ま、魔法ならあるぞ!」
「魔法はMP切れたら終わりだろ!我慢して耐えろ!」
「分かったよ。気合いだな!」
痺れクラゲ乱獲の流れはこうだ。
先ずは、僕が石を投げて痺れクラゲを釣る。パーティーの所に持って行く。この間に、ユリさんの投てき、サボタンの針10本、京子の吹き矢でHPを削り、トドメをピンキーが刺すのだ。
肝となるのが、僕の石を投げるだ。レベル依存でダメージが決まるので、格下相手に異常な程効くのだ。痺れクラゲレベル45のHPを7割を削り取る!遊び人レベル65のは伊達じゃない!現在の職業は勇者レベル21である。
「じゃあ、どんどん行くよ!」
「・・・うん。」
痺れクラゲを石を投げるで釣り、パーティーの所に戻るついでに、どんどん痺れクラゲに石を投げて行く!これはそう、トレイン釣りだ!
痺れクラゲは、ノンアクティブでリンクしない。ダメージ管理も楽な相手だ。
「うぎゃああ!!!!」
トンズラを発動させ、痺れクラゲとの距離を保つ。
「あがががが!!!!」
倒したのを見計らい、また持って行く。
「い、いいか、げんに、し痺れるぅ!!!」
ピンキーは頑張り屋さんだ!だから、大丈夫!多分。
「ち!ちょっと!あががが!!た、たんびぎゃ!!」
何が言いたいか分からん。気にするのは不要な事。どんどん持って行こう。
「どりゃ!くそ!ぎゃああ!!!」
夕暮れ時になり、全員のレベルが50に到達した!ユリさんは、アサシンのレベルが僕達よりも早く上がった為、料理人に変更してきたのだ。
「アレックスは、
まだレベル45だろ?もう少し手伝うよ。」
痺れクラゲで痺れ過ぎたのか、いつもと違う発言をする。「もう止めようよ。」と言うんだがな。
「明日の乱獲で上がるし、これで十分だよ。」
「そうか。」
何故か残念そうだ。もしかしたら、痺れないと物足りないのかもしれない。危ない人へまた一歩近付いたな!ピンキー!
「すいません。もうレベル上げは終わりです
!痺れクラゲの解禁をして下さい!」
冒険者ギルド職員に伝える。それを聞いていた冒険者達が一斉に、痺れクラゲへと向かった!
ジャバジャバ!ジャバジャバ!ブクブク!!!
まぁ、そうなるわな。アイテムを使っていない冒険者達は、海へと沈んで行った。慌てて、職員が救助に向かう!
「こんなの聞いて無いよ!」
いやいや、ちゃんと説明してましたよ。アイテムも販売してるしね。
魔法のシューズ 1足25万円 レンタル1日1万円(3日2万円)
必ず買い取りを推薦される。レンタルは数に限りがございます。と言い、いつも貸し出し中。
効果は、浜辺より100メートルの水面を歩ける。アメンボの要領だそうだ。魔道具は便利だなぁ。
僕はどうしたかって?勿論、買いましたよ。100回も断ってだけどね。
魔法のシューズ 買いますか?
はい
いいえ ←ON
勇者が購入しないなんて、あり得ない!!
魔法のシューズ 買いますか?
はい
いいえ ←点滅
※トレインとは、モンスターを大量に引き連れてくる行為を指す。トレインしたモンスターを冒険者に擦り付ける行為は、原則禁止となっている。破ると1000万円の罰則と冒険者ギルドから強制脱退させられる。
※ノンアクティブとは、近付いても、攻撃してこないモンスターの事。相手からは、危害を加えて来ない。
※リンクとは、同じ種類のモンスターなら、敵対心を取ったと見なされ攻撃を受ける。1対1で相手していたら、いつの間にか2対1になっていたと言う事例も多々ある。




