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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
9章 希望を胸に
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134話 新記録。

ここは砂漠の町、サボテンクンの生息地帯だ。

僕はヘラクスさんと、レベル上げに来ている。とても光栄な事だ。伝説のパーティーメンバーの1人、ヘラクスさんと旅に出かけられる!帰ったら、お母さんに自慢しよう!そういや随分、家に帰って無いな。そう思いながら剣を振る!アレックスから借りたファントムフルーレは、軽くしなやかだ。ナイトのレベル30までは、これよりも性能の良い武器は無い(高額なレア武器は除く)


先程までは、はぐれラビットを狩りまくっていた。幸運にも最後、キングはぐれラビットが出現したから、レベルも18まで上がったのだ。

贅沢にも、ヘラクスさんはアイテムを惜しみ無く使う。移動アイテム【キメラージの翼】は、かなりの高額な消耗品だ。1つ100万円もする。それをホイホイと使えるのは、伝説のパーティーメンバーでもあるが、冒険者ギルドが負担していた。勇者御一行様には、早くレベルを上げて貰いオーク・オーバーロードを討伐して貰わなくてはならないから、ケチる訳にはいかない。


「とりやぁ!!」

シュンシュン!!サボテンクンを1匹、また1匹倒していく。冒険者ギルドの職員が、冒険者を牽制する。勇者御一行のレベル上げが最優先となった今、獲物の取り合いは不都合となる。だから、こうして見張りをして獲物を確保していたのだ。


「うーん、いいんですかね?」

「何がだ?」

「いえ、サボテンクンを独占して。」

「何も分かっていないな。もうそんな余裕は無い。オーク・オーバーロードはどうするのだ?あいつらが倒してくれるのか?」

「はぁ、そう言われると・・・。」

「気にするな、とは言わん。

ならば、早くレベルを上げて、抜け出せ。」

「分かりました。」

レベル30まで、後5つだ。適正レベルを越えれば、ここの狩場は不要となる。オーク・オーバーロードの事を思い出した。半蔵門さんが犠牲となり、そして今何処にいるか不明だ。僕達のやるべき事は1つ。レベルを上げる事なのだ!


「うおっと!」

サボテンクンの針10本を避け、カウンターで剣を振る!そして、職員さんにこう言った。

「針の回収宜しく!!!」

「またですか!?」

ユリさんの武器は、多い方がいいに決まっている!あの針はとても良い武器になるからな。ふふ。段々アレックスと同じ考えをするようになったな、と思った。


アレックス、今頃何してるかな?シュンシュン!!

まさかエロい事してないだろうか?ズブリ!

己ぇ!羨ましいぞぉ!!シュン!!シュン!!

この怨み!晴らすべきか!!ズバババーン!!


「おお!今の動き!なかなかだったぞ!ピンキー!」

「まだまだですよ!ヘラクスさん!」

「1日でレベル30上げたら、ギルドの新記録更新だぞ!」

「うは!マジですか!?」

「ここまで来たら、狙うしか無いだろう!ピンキー!」

「了解っす!!!」


夕暮れの太陽が、地平線に溶けて行く。まだ少し明るいが、それでも手元は暗いだろう。ヘラクスとピンキーのレベル上げはまだまだ深夜まで続いた。勿論、レベル30上げて、ギルドの1日のレベル上げ記録を更新したのは、言うまでも無い。

その頃、アレックスはというと、鼻血を出し過ぎて、宿屋で寝ていたのだ。ユリさんの介護付きと聞いたら、また言うだろう。「アレックス!自爆しろ!」と。

ユリが寝ているアレックスに、何度も何度もキスをしたのは、誰も目撃してはいない。




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