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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
9章 希望を胸に
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132話 クラゲ乱獲祭り前々日。

「そうか。

オーク・オーバーロードは居なくなっていたか。」

元冒険者や高レベルの冒険者に、声をかけていたのが無駄になる。しかし、このまま放置出来る問題では無い。何れ来る大厄災に備えなければならないのだ。居場所を探り、討伐部隊を結成しなくてはならない。砂漠のギルド長は腕を組み、うーんと唸る。


「半蔵門が、

アンデット化していたので、それを駆除した。」

「ば、馬鹿な!奴はレベル75だぞ!?忍びをそんな簡単に倒せ、アンデット化等出来るのか!?」

「半蔵門は、自ら犠牲になって、こいつらを逃がした。そして、オーク・オーバーロードには、それだけの力があると言う事だ。」

「ぐう!!半蔵門だけなら逃げて延びれたのか!!無駄死しおって!!」

砂漠のギルド長はギロリと睨む。僕達は下を向く。命の価値ならば、半蔵門さんの方が上だろう。


「おい、勘違いするな。

勇者を守ったんだ。半蔵門は無駄死では無い。」

「すまん。言い過ぎた。」

少しの間、沈黙が流れる。アクアロードのギルド長が口を開く。


「これからどうするか?、だ。」

「もう一刻の猶予も無いだろう。早急に勇者達のレベルアップが求められる。今レベルはいくつだ?」

「モンクレベル33です。

でもナイトに転職する予定です。」

チラリとピンキーは僕を見る。無言で頷いた。

「そうか、ならば聖騎士の首飾りが必要だな。

もう用意してあるのか?」

「いえ、まだです。」

「ならば、こちらで用意しておこう。」

「ありがとうございます。」

ピンキーは礼をいい、次にユリさんに促す。


「アサシンレベル32です。」

「アサシンか、アタッカーとしてはまずまずだな。」

「我は勇者アイである!レベルは29!」

「やはり勇者はレベルが上がりにくいな。」

「拙者、忍者レベル27で御座る!」

「皆よりレベルが低いな。」

「あ、そいつは最近仲間に加わったからです。」

「そ、そうか。ならぱ仕方無いな。」

「キュピ!キュピキュピ!キュピキュピ!キュピ!」

「な、何を言っているか分からん。」

「モンスターのサボタンです。レベルは41だそうです。」

「またレアなモンスターを仲間にしているな。」

「遊び人レベル65です。」

「「は!?」」

まぁ、そうなるわなぁ。隠す事でも無いから、説明する事にした。ただ、魔王の事は秘密にしなくてはならない。監禁されて、レベル上げ所では無くなるからな。


「成る程!レベル20を越えると上がりやすくなるのか!」

「でも、適正レベルを大幅に越えてるじゃない?」

「NMの経験値は、適正レベル対象外だ。」

NMは、沢山の経験値が貰える。レベルが高ければ高い程、貰える仕組みなのだ。通常どんなモンスターを倒しても、200を越えない。が、NMは万を越える程、貰えるのだ!しかし、一部例外も存在する。レアモンスターだ。ラビット、サボテンクン等の美味しいモンスターの事を指す。こいつらは1000と破格の経験値が貰え、レベルアップのお助けモンスターと言ってもいい。狩場はいつも混雑し、モンスターの奪い合いが日夜行われている。


「アレックスは、勇者のレベル上げないの?」

「いや、上げるけど?

暫くは勇者のレベル上げをする積もりだ。」

パーティーの平均レベルが30くらいなので、次のモンスターは35~40くらいのがいいだろう。遊び人では、対象外になる為、経験値が勿体無いのだ。だから、違う職業に転職して経験値を無駄にはしない。


「では、少々キツイかもしれないが、

痺れクラゲはどうだろう?」

そろそろ夏の終わりがやって来る。盆を過ぎると、クラゲが増殖するのだ!そうなると、クラゲ乱獲祭りが行われるのが、このアクアロードの有名なイベントとなっている。痺れクラゲの適正レベルは45と高く、非常に倒すのが厄介な相手だ。叩くと痺れるから、前衛職業はこの痺れとの戦いとなる。後衛職業ならば、遠距離攻撃、魔法攻撃で楽々美味しい狩場に早変わりだが。

痺れクラゲの経験値は2000と、破格のレアモンスターとなる。期間限定だから、貰える経験値も多いのだろう。


「明後日から行われる、アクアロード恒例の、

【痺れクラゲ乱獲祭り】に参加するぞ!」

「「おー!!「キュピ!」」」


という事で、クラゲ乱獲祭りに参加する事となる。今日はゆっくりやすんで、明日こそは観光だ!

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