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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
8章 行く末
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126話 代償。

「な、何て事だ!?」

予想を遥かに超えていた。奴隷等、まだマシだ。その姿は、まさに生きたオモチャである。性処理する為だけに、存在していた。背中側にスライムの様なモンスターと融合している。足を開いて、強姦されるのを待っているのだ!


「あ、あ、ああ、あ。」

涎を垂らし、意識があるかすら不明である。四六時中、強姦されてのだ。精神崩壊していてもおかしくない。


「ひいい!!」

ユリさんは悲鳴を上げた!アイは無言で頷く。

「これは、エロいとかそういう問題では無いね。」

珍しくピンキーがまともな事を言う。どうすればいい?治せるのか?瞬間的に斬り、ヒールすれば。いや、それだと間に合わない。HPを削り切ってしまう。


「アレックス殿。拙者にお任せ下されぬか?」

「え?助ける事が出来るんですか?」

半蔵門は横に顔を振る。

「じゃあ、どうするんですか!」

苛立ちを隠せない。多分言いたい事は分かっているのだ。助からない。それを僕は聞きたくないだけだ。


「拙者がトドメを刺すで御座る。

皆は出ているで御座るよ。」

半蔵門は、全ての責任を背負うつもりだ。女の苦しみを解放する代わりに。


「……だ。」

「何と言ったで御座る?」

「ダメだと言ってるんだ!!」

半蔵門は目を閉じた。

「ピンキー!ハイヒールだ!女の人にありったけ、頼む」

「・・・分かった。」

意味が無い。そう思うが、ピンキーはハイヒールをかけた。女の人を緑のオーラが包む・・・が、効果は無い。モンスターにはハイヒールは無効なのだから。


「もう助からない。」誰もがそう思った。色々なアイテムを取り出し、使ってみる。しかし、特に何も得られない。

「ち、ちくしょう!」

「もうやめようよ。」

ピンキーはそう切り出す。モンスター化した人間を戻す方法は無い。何をしても無駄なのだ。アレックスもそれは分かっている。が、納得出来なかった。


「では、拙者に後をまか「全員出ていけ。」」

「え!?」

「もう一度言う。全員出ていけ!」

アレックスの気迫に負け、皆外に出る。そして、女の人と対峙した。


「あ、ああ、あ、あああ。」

「僕の名前はアレックス。貴女を殺す男です。恨んで下さい。名前覚えましたか?では、そろそろいきます。」

「あ。」

シュン!とん、とん、コロコロコロ。首が地面に転がる。そして、ありったけの力を剣に込めた!

ズバ!ズバ!ズババババ!!!ザシュ!!

「痺れろ!雷撃!!!」

ズババーン!!!!!!

モンスターらしきモノは、真っ黒焦げとなった!もう人と判別出来ないだろう。


「「な、何があった!?」」

駆け付ける仲間達、が、その光景を見て騒然とする!女の人の頭のみを脇にかかえ、体部分は、真っ黒焦げで何も無いのだ!

ユリさんは気絶した。他のメンバーも目を瞑りたくなったが、背けずアレックスを見つめる。


「ちゃんとお墓を作ってやらないとな。」

少し進んだ道沿いに、木が立っていた。雨宿りには最適だと思う。そこに穴を掘り、埋めた。墓標となるモノを石にする。少し大きめのサイズだ。


「一生僕が背負います。

だから、後はゆっくり休んで下さい。」

「お前だけがいいのかよ!?

そんな辛い思いをしなくても!?」

半蔵門は、ピンキーを叩いた。

「お主も同じ事が出来るで御座るか!?」

「う、う、うああああ!!!!!!」

ピンキーは泣き崩れた。アレックスの代わりに泣いたのだ。その後は誰も話をしなかった。それだけ、精神的にダメージを受けたのだろう。


「もう夜で御座るな。」

半蔵門の一声で、ここで野宿する事になった。



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