119話 ギリギリの狭間で。
「師匠は今何処で御座る!?」
「いや、知らん。」
「拙者を見破ったのに、師匠の居場所を知らんとは!嘘で御座るな!?そうで御座ろう!?」
御座る、御座ろう、肯定か否定か解らん。とりあえずピンキーのままで、話されても気持ち悪い。変身を解いてもらおう。
「苦悩一 京子さん、
ややこしいので、元に戻って貰えますか?」
「!?」
苦悩一 京子は、どこからか出した刀を抜いた!
「お主!拙者の名を何処で知った!!
事の次第では、生かしてはおかんぞ!!」
「いや、そういうのいいから、
とりあえず変身解いてよ。」
「変身も見破るとは!!化け物か!?」
「はいはい。変身解こうね。」
僕は頭を掴む。そして、一気に引っ張った!
「キャアアアアアア!!!!!!」
そこは、全裸の女性が立っていた!うっは!巨乳だよ!大事な部分は、手で隠している!右手は胸、左手は股関。右手は完全に溢れてるなぁ!!!
!!??
突然目隠しされた!!一体誰がこんな嫌がらせを!?
「ひゃあ!!!!」
耳朶をはむはむが再び、僕を襲う!!
「チュパ。アレックスさーん?露出プレイのお手伝いですか?私もお手伝いしましょうね?うふふ。」
「うあ!はう!あああ!!!
ごめんなさい!ごめんなさい!」
テントが再び立つ。冷たい感触がもう不快感抜群だ!
「あっはっは!これを着ると良い!!」
先程買った服をアイが渡すと、急いで女性は服を着る!安全が確保されたので、僕の目から手が離れる。
「後でお仕置き、ネ?」
僕は背中がゾクゾクっとなった!知らない間に変態へと、改造されたみたいだ。僕がだが。目覚めたのかもしれないが、それは認めたくない。
「所で、貴女は誰?」
「お主!最低で御座るよ!!」
「ああ!御座るさんね。」
「違うで御座る!!!」
「知ってた。苦悩一 京子さんね。」
「その通りで御座る!!」
おちょくりがいがあるな。巨乳のおねーさん。
「所で、ピンキーは何処に?」
「ピンキー殿は、厨房で御座る。」
「あのウエイトレスさんは?」
「あれは拙者で御座るよ。」
こいつと話ていたら、ツッコミ過ぎて話が進まん。スルーさせて頂く。体型や骨格も変身には無用だ。忍術なんだし、この際何でもOK。
「自己紹介するで御座る。拙者、苦悩一 京子。服部半蔵門師匠の一番弟子で御座る!」
「うん。知ってるから。で、ピンキー返して。」
「それは出来ないで御座るよ。
師匠の居場所と交換では、如何で御座るか?」
面倒なので、調べるを発動する。
「服部半蔵門さんの居場所は?」
『アレックスの影の中。以上。』
って、おい!勝手に人の影に潜むなよ!
「何をぶつぶつ言ってるで御座るか?」
「あー、もう半蔵門さん。弟子が会いたがってますよ。」
「誰に言ってるで御座るか!
真面目に対応するで御座るよ!」
僕はしゃがみ、自分の影に話かける。
「半蔵門さーん。出て来て下さいよ。
お弟子さんが呼んでます。」
「ええい!叩斬ってやるで御座る!!」
抜刀し、刀を振りかぶる!
「そこまでで御座る!!!」
僕の頭上で、刀は止まった。正確には、半蔵門さんにより刃先を素手掴みされたのだ。影から体半分くらい埋まっているから、とても気持ち悪いです。
「し、師匠!!!」
うるうると涙を目尻に溜め、肩を震わす。そして、凄まじい勢いで謝りだしたのだ。
「すまんで御座る!!」
土下座を超え、寝下座を超えた謝罪方法。
地面に頭が埋まっているではないか!!直立で手も足もピンと伸びている!背筋もだ!おっぱいが下にたわんで、地面に着く。しかも、シャツがはだけて見えそうで見えない!!風だ!風を吹け!これ程、願ったのは久しぶりだ!!
「アーレーッークースーさーん?」
ギギギギと音が鳴る。ユリさんの首の音だ。
「お仕置き、ね?倍、かな?」
お仕置きキター!!!僕の人格変わるよ!もう!
「よいで御座る!!」
ズボッと引き抜く。
ああああ!!!!!!!!!!!!!
突起物で、シャツが引っ掛かっているではないか!!後、もうちょっとだ!!頑張れ!!そう!そこだ!あと1ミリ!そこだ!ああ!!!!!!!
グイ。腹筋の要領で、京子は起き上がる。
糞がぁ!!!!
ガックリと項垂れ、両手両足を地面に着けた。
「うううう!!!」
「アレックス殿、どうしたで御座るか?」
半蔵門さんは、優しく声掛けた。
今はそっとしておいて下さい。暫く立ち直れそうもありませんので。僕は、立ち直るのに3分を要した。




