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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
7章 問題
109/195

107話 犠牲の意味。

「ぐは!!」

ガーゴイルブラックの右手が心臓を貫く!

口からは、血が滴り顎を伝う。体を突き抜けたの見ればもう助からないのは明白だ。


「は、覇王丸さん!!」

覇王丸さんは、僕を庇ってくれたのだ!

「どうした小僧、何泣きそうな面してるんだ?」

「何で僕何かを助けたんですか!!ガーゴイルブラックを倒せるのは、覇王丸達しか居ないじゃないかよぉ!」

この窮地を救えるのは、元勇者メンバーの覇王丸とヘラクスしかいないだろう。服部半蔵門は、不在でどこに居るから不明だ。


「ぐふぁ!はぁ、はぁ、そうだな。このピンチは俺達じゃなきゃ乗り切れ無いだろう。」

「じゃあ!」

「でもよ。魔王を倒すとなると、それはまた別な話だ。勇者以外で魔王は倒せん。」

「かっかっか!勇者ごときでは、今の魔王を倒せるとでも思っているとは。おめでたい奴らだ。」

突き刺した腕を引き抜こうとする。

「がは!!」

「我慢せず手を離せ!楽にしてやろう。」

「そいつは出来ない相談だぜ!」

覇王丸が赤く光出す!

「貴様!自爆する気か!!この死に損ないが!!」

「へへへ。悪いな。一緒に行ってくれや?」

「覇王丸さん!!!」

「ヘラクスやその他の冒険者を頼むわ。」

「離せ!離すんだ!!」

バキバキ!ドカ!!

殴る!蹴る!が、ビクともしない。赤色は濃くなり、光は最大となる!


ドッカーン!!

覇王丸は自爆した!ガーゴイルブラックと共に。

「アレン、借りは返すぜ。」

(ああ、確かに受け取ったよ。)

自爆間際、そんな声を聞いた気がする。


「う、うあああああああ!!!!!!」

僕は泣いた。ドジュウ!と腕や髪の毛が、床の液体で溶ける!両手両足を着き、悲しみに暮れているのを、アイは叱咤する。


「泣いてる暇があるか!!今は脱出する時だろう!!」

「ああああ!!!うあああ!!」

バシン!バシン!頬を叩かれる。胸ぐらを掴めれ、アイはまた僕を叩く。力が篭っていないのは誰の目にも明らかだ。


「覇王丸さんの死を、無駄に、する、な!!」

アイも泣いてた。顔をぐちゃぐちゃにしながら泣いてる。ユリさんがアイを止める。


「壁に穴が空いたよ!早く脱出しよう!」

二人に支えられ、僕達は脱出した。ヘラクスさんは、床を剣でほじくり、スコップの要領で救出されている。


「糞がぁ!!何故だ!!あの馬鹿は!!」

地面を叩き、悔しがる。ヘラクスさんは自分の無力さに怒りを隠せないでいた。城の中は、危険と判断し、今は砂漠の町まで撤退したのだ。


「いつまでそうしているのだ?アレックス?」

「・・・・。」

「人は何時か死ぬ。覇王丸さんは、それが今だっただけだ!」

「もう少しソッとしてあげょうよ?」

「ダメだ!そんな悠長な事はしてられない!」

「王国が魔族に支配されているとなると、冒険者ギルドに行かねぱならないな。」

「ユリ!冒険者ギルドに連絡してくれないか?」

「分かった!任せて!」

元受付嬢だから、適任だろう。冒険者達も、そして僕達も疲労と不安で押し潰されそうだ。


「すまなかったで御座る!」

服部半蔵門が姿を現した!



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