105話 元勇者メンバーの実力。
元勇者メンバーのヘラクス。
レベル70オーバーで、職業はモンクだ。
年齢は40歳と、オヤジだな。頭はスキンヘッドだし、凄むと恐ろしく怖い。顔にタトゥーを入れているので、マジモンだな。脳筋は伊達では無い。
「ふぉあたぁ!!」
ガーゴイルブラックの胸元を強打する!ドゴン!と打撃音が響いた!吹き飛び、空を舞う!が、羽があるので、空中で持ち堪える!
「人間風情が、やるではないか!」
「ほう?話が出来るとは、魔族だな?」
「察しがいいな!では、とりあえず名前を聞いてやろう。」
「は?魔族に名乗る名等持ち合わせていないが?」
「かっかっか、強者が言う台詞をお前ごときが言うか?」
「では、見せてやろう!強者と言うヤツをな!」
ヘラクスはそう言うと、気を練り始める。
「はあああああああああああああああ!!!!!!!」
オーラがヘラクスを包む!白いオーラがブワッブワッブワッと音を立て、迸る!
「ほう?で?その程度か?」
「すまんな、まだ3割程度だ!」
ヘラクスは消えた!いや、それくらい速かったのだ!
姿を現したと思ったら、ガーゴイルブラックの背後だった。背中を蹴り、吹き飛んだ先へ移動する。アッパーを顎へ叩き込み、ガーゴイルブラックは空で回転する!ヘラクスは気を練り上げ、気功弾を放つ!
「はあああああ!!!てい!!!」
直撃だ!と思ったら、ガーゴイルブラックの目の前に、壁が出来る!壁に当たった、気功弾は吸収され無くなった。
「ちぃ!1対1の真剣勝負では無いのか?」
「誰がそんな事を決めたんだ?」
「質問を質問で返すな!」
「早くしないと、冒険者達が溶けて無くなるぞ?」
振り返ると、床に液体が1ミリ程貯まっていた。
「うわぁ!!靴が!靴が溶けてる!?」
「いやぁ!!マントがぁ!!」
冒険者達が叫び出す!後ろを振り返った隙に、ヘラクスの足は床に埋まっていた!
「卑怯者がぁ!!」
「はて?魔族に卑怯等存在しないが?」
天井からも、液体がポタポタと落ちる。服に当たり、ジュッと音を立てた。これはもう助からないな。僕は諦めた。




