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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
7章 問題
105/195

103話 暴動。

勇者で良かったと思ったのは、今日以外無い。

何故なら、遊び人であったなら死んでいた。2キロも引きずられて、無事じゃすまんからな!


「がっはっは!すまん!アレックス!」

すまんで済んだら、兵士はいらん!ユリさんが嬉しそうに手当てしてくれたから良かったが。


「で、城まで来ちゃいましたね。」

もう情報収集とかも、全く出来ていない!はぁ、と溜め息しか出て来ないよ。途方に暮れるのも時間の無駄なので、城に行って聞く事にしよう。


「すいません。闘技場の件で、担当の方に聞きたい事があるのですが。」

「ん?少し待っているがいい。」

兵士は中に入って行く。門番って仕事は大変だ。雨風吹いても外で見張り。時々来る変な奴の相手をしないといけない。侵入者の見分けと仕事は沢山あるのだ。絶対給料に見会わないなぁと思っていたら、戻ってきた。


「案内してやるから着いて来い。」

そう言われ、僕達は素直に従った。城の廊下は、松明が等間隔に設置されている。時折、メイドとすれ違うがユリさんに頬をつねられるのは何故だ?


「ざわざわざわざわ!!!」

広い部屋に近付くにつれ、声は大きくなった。何か叫んでいるのが分かる。

「、ね返せ!」

ん?罵倒も飛び交って、聞き取りにくい。耳を澄ませると。


「金返せやゴラァ!」「盗人かぁ!王がやる事かよ!?」

ああ、そういや闘技場の大会は賭けられたんだ。いくらか賭けただろう?

「アイ、いくら賭けたんだ?」

「100万だが?」

「馬鹿か!お前は!そんな大金を!ああもう!」

でも、助かった。賭けは不成立だからな。お金は返却されるだろう。ジャイアントモーランの襲撃により、試合は全て棄権扱いだし。


「落ち着付いて下さい!!」

関係者の男が叫ぶ!騒いでいたのを止め、男の話を聞く。


「賭けは成立しております!勝者はサボテンクンです!」

「キュビ?」

サボタンは可愛げに首を傾げた。


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