101話 懐かしい再会。
「アレックス!知り合いなのか!?」
「ああ、勇者メンバーの覇王丸さんだ!」
「まぁ!」
18年前、魔王を討伐した伝説のパーティーの一人、覇王丸。
「元、だ!久しゅうな!アレックス!」
「お元気しておりました!」
「がっはっは!そう言うように言ったのを忘れておったわ!」
「うわぁ!覇王丸さん!サインして下さい!」
ピンキーは色紙を取り出した。こいつミーハー何だな。全然知らなかった。
「よかろう!これでよいか?」
【覇王丸、ここに見参!ピンキーへ】
「やったーー!!いゃっほー!!」
「アレックスも欲しいか?」
「いえいえ、間に合ってます。」
この世界では、紙はとても貴重だ。どれくらいかと言うと、1枚千円だ。え?っと思うが、それくらい手間と、費用と時間がかかるのだ。本1冊10万円も普通になる。
「ここじゃ何だから、飲みに行くか!」
「我もそう思っていた所だ!」
「お前はいつでも飲みたいだけだろ!」
「お前言うな!我は勇者アイである!」
「もうそのくだり良いって。」
「勇者の妻ユリです!」
何かぶっこんで来ているが、気にしたら負けだ。
――――――――
「がっはっは!そうか!こいつは!」
事情を説明する。これまでの旅や、経緯等、覇王丸に話した。サボタンの頭を撫でる。とても嬉しそうだ。
「大活躍だったで御座る!サボタン殿!」
いつの間にか、服部半蔵門が座っている。
忍びだから出来る芸当なのか?口当てをしていて、ビールをグビグビ飲む。どうやって飲めるんだ?
「お久しぶりです。半蔵門さん。」
「大きくなったで御座るな!アレックス殿!」
「相変わらずですね。」
「うお!忍者!本物だ!」
「妻のユリです!」
「何と!もう妻をお持ちとは!拙者も負けてはおれん!」
「がっはっは!半蔵門も嫁は貰っておるだろう!」
「そうで御座った!言うのが遅いで御座るよ!」
相変わらずだなぁ、5年前と何も変わらないこの人達は。
「そういえばヘラクスさんは?」
「おお、あいつは用事があって来れない。うちの頭脳だからな!がっはっは!」
「脳筋なのに大変で御座るな!」
「残念です。」
この砂漠の危機を、元勇者メンバーに打ち明ける。
「むう、そんな事があるのか!」
「拙者達も協力いたそう!」
「ありがとうございましす。でも、この騒ぎで真実の手鏡が手に入りませんでした。」
「では、違う手を考えねぱなるまい。」
「拙者に任せてはくれませぬか?」
「アレックス、良いか?」
「あ、はい。今はどうする事も出来ませんから。こちらこそ、お願いします。」
半蔵門は、ニッコリ微笑んだ!気がする。この人顔色隠れて分かんない。




