エルフの里に行ってみよう。9話
エルフ、それは人類で最も精霊に近い存在。
人間と精霊の間、ハーフと言っても良いだろう。
魔力に長け、職業の上位種、賢者、大魔導士に付く者もいる程だ。
耳が大きく尖っているのが特徴で、何より美形である。体型はスレンダーで、女性だと貧乳、男性だとアレがポークヴィッツだとか。
寿命は、人間と比較すると、やや長寿で100年くらいらしい。この世界の人間の寿命が、大体60年だから、崇拝されるみたい。因みにアランは、37歳で亡くなったので、平均以下といえよう。彼は気の毒に、童貞でこの世を去った。息子を使わなかったとは、本当に可哀想だ。
「おお!無事だったか!」
門番の兵士が駆け寄る。
「このおじさんに助けて貰ったんだよ!」
「!!」
「に、人間では無いか!人間を連れて来ては行けないと、あれ程言ったのが判らないのか!?」
「ご、ごめんなさい!でも、このおじさん悪い人じゃ無いよ!ちょっとエロだけど、人畜無害だし、頭悪いし道も覚えていないから、大丈夫だよ!」
お~い、これはちょっと言い過ぎでは無いですか?
「うーん、連れて来たのは仕方無い。モンスターから助けて貰ったしな。」
門番の兵士は、腕を組みそう頷いた。
「では、結界を開くぞ。ゆっくり入るんだ。」
子供達は、サーッと中に入って行く。
「あ、君エロい事考えて、結界を通ら無いように!」
ぐはっ!下を見て肩を震わせる事しか、僕には出来る事は無かった。
お礼が言いたいと、村長に会う事になった。
エルフと言えど、年を取れば老いる。白髪に長い髭、顔は年相応のシワが刻まれている。服は民族衣装なのか、とても豪華で鮮やかだ。
「儂の孫を助けてくれて、心より礼を言う。」
村長は深々と腰を曲げる。僕は、大した事してませんと、腰を正してもらうように言った。
「この村の長を務めるデュークです。夜に宴を開こうと思っておりますので、それまでゆっくりして下さい。」
僕は、少し考えてから、せっかくだからご馳走になると伝えた。
「あ!猪の解体、お願いしても良いですか?それを宴の時に、出して貰いたいです。」
「おお、いいですよ。若いから1人で全部食べられますな!」
「いやいや!皆で食べましょう!」
「良いのですか?では、その好意に甘えましょう。」
いくら何でも、あの猪200kgはあるぞ。食べ過ぎて死ぬ、そんな死亡理由はご遠慮致します。
余談だが、猪は魔法で運んだそうだ。エルフの里に帰ってから、大人に頼んでね。




