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独学の毒薬で異世界無双  作者: ほふるんるん
ムズィーク王国編
94/185

番外編 伝説の冒険の始まり

急に書きたくなるものです、番外編って。雰囲気が違うかもしれませんが番外編なので気にしないでください。

これはまだ大陸に名が無い、未開の地に溢れた世界で始まる一人の冒険家の序章に当たる話。


「兄さん今日旅立たれるのですか、その服装で・・・」


そう言ったのはまだ幼い一人の少年、装飾の施された綺麗な布で作られた服から見て、誰しもがその少年は身分の高い者だという事が明白な身なりだ。それとは対比してその兄さんと言われた青年の身なりは暗い藍色の甚平で、誰から見ても彼の事を身分の高い者だとは分からない、素朴なものだった。


「私の作った甚平はどの服よりも着心地が良いのだぞ?それにいつかは旅立つと言っていただろうに」


「確かに兄さんは人並みならぬ努力をして外出許可までお父様に認められましたが・・・」


彼らの親は何に対しても厳しく、常に上の立場としての責任を全うするため後継者でもある彼らにも厳しい教育を行っていたのだった。それが今日、兄は親を納得させる成果を出し外出許可を得たのだった。


「ずっと気になっていたのだ、何故この大地は我々人類にこれほどまでに厳しいのか。今からそれを探してくる」


兄は幼いころから多くの事に疑問を持つ人間だった。人は何故生きるのか、人は何故呼吸をするのか、人は何故感情を持っているのか、何故だなんでだどうしてだ、と。他から見れば彼の考える事は分かる気もするし、誰もが一度は考えた事だ。が、そんな事は直ぐに考える事を止めてしまう。不毛な事だと考え、その事について考える事を止めてしまうのだ。しかしそれを忘れられないまま疑問に持ち続ける者もまた存在する。そんな疑問を持ち続ける者の中にそれを探す為に行動に出る者がいる。手段は数多にあるが、それぞれ納得するまで人間とは何かひたすらに考え続けるのだ。兄はその手段が冒険にあると考え行動した、それが今日の兄の旅立ちの理由だったのだ。


「俺もいつか兄さんのように旅に出ます、そしたらまたどこかで・・・」


「そんな事を言う前に今はお前自慢の剣技と教養を育め、そしてここでは成長の見込みが無いと思った時にでも旅にでも出ると良い。旅は目的があった方が楽しいぞ、クレウス」


「はい!これからも精進させていただきます!それでは兄さんお気をつけて!」


クレウスと呼ばれたその少年は兄を目標にその背中を追うようにこれからも成長していく、そしてまた兄も自分の求める答えを探すため旅に出るのであった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



名前:イザヴァル・ワイズバッシュ

性別:男

職業:放浪公爵

称号:公爵家長男

種族:人族

年齢:15歳

レベル25

HP:400

MP:10

攻撃力:200

防御力:170

素早さ:130

賢さ:100

器用:100

幸運:10

通常スキル

・細剣4 ・身体能力強化3

エクストラスキル

ユニークスキル

・何故? レベル1


スキル説明

何故?


レベル1 よく考える


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


イザヴァルさんは本編には・・・強すぎるので後になると思います。

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