魔族地域 獣人国編(猫)その2 メロエが久々に家に来る
「伝説級のだぞ?」
「伝説級なら私もいくつか仲間と一緒にダンジョンに潜った時に手に入れたやつあるから、好きな奴あげる」
同価値だから良いでしょ?みたいな話ではないのだが、しかし驚いたな、まさかメロエとその仲間達意外とランクの高いダンジョンに潜っている様だ。
「俺もメロエの友達の事全然知らないんだから別に良いだろ?」
「私の友達に興味持った事なんて一度でもあったかしら、今のアスクからは私にバレたくない秘密を守る為に必死に言い訳を考えているようにしか見えないのだけれど、それは私の勘違いなのかしら」
仰る通りだメロエさん、俺は必死に今言い訳を探している。竜王の事を別に話しても良いけどそんな事になったら竜王も危ない。メロエならやりかねない、ステータスを後ろから見て改めて思う。
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名前:メロエ
性別:女
職業:料理女王
称号:料理王の娘 奇才 多柱の加護 SSランク冒険者 ダンジョンマスター 勇者の力を継承する者
種族:人族
年齢:8
レベル:190
HP:30000
MP:60000
攻撃力:13000
防御力:11500
素早さ:27000
賢さ:25000
器用:400000
幸運:1100
通常スキル
料理13 洗濯9 裁縫12 針術10 短剣術5 解体術12 暗殺術9 投擲術7
エクストラスキル
母親の才能
黄金の波動1
ユニークスキル
選ばれし者3
加護
龍神帝アジ・ダハーカの加護 サタンの加護 精霊王アクシャスの加護
農耕神ぺルセポネの加護 ハーデースの注目
選ばれし者
スキル2
黄金の波動が常時発動する
スキル3
全ステータス強化
黄金の波動1
効果:倒した魔物が稀に仲間になる :ステータスが十分の一の魔物が周りから消える
ハーデースの注目
メロエが母シンリーに暗殺術を習い始めた事より、注目をし始めた。
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メロエのユニークスキルがどういったものなのか俺には分からないが、称号からみて何となく察しはしている。勇者系のユニークスキルだろう、しかもかなり強力なのをメロエは持っている。
下手したら今のメロエならサタン様と互角に戦える力を持っているのだろう、そうなればそのメロエの仲間っていうのもかなり強いのだろう、恐ろしい限りだ。そんな圧倒的なステータスを見れば流石に竜王の話をするのは怖くなる、いくらメロエだからと言って友達の友達を殺すなんて事は無い・・・とも考えられないからだ。
「そ、そうだ!今度仕事があるんだ、それの手伝いにメロエもついて来てくれないか」
「それって二人で?」
「あ、う、え~とな・・・後俺の友達が二人ほどいるけど」
「それって例の竜海君?」
「竜海もいるぞ、あと竜族の友達が一人」
「なんだ、人族じゃないのね・・・・」
何やら明らかホットしている様だが、俺が決して人以外を好きになるとは考えていないらしい。
「これからどうする、今家に竜海と竜王いるけどメロエも遊びに来るか?」
「ええ、私もその竜海君と竜王君にもあってみたし」
・・・メロエさん、やっぱり勘違いしてるのか。竜王は実は女でしかも絶世の美女だ。少しとぼけた感じで竜王の事を少しづつ伝えていくか。
「竜王は女だぞ?」
「そうなの?なら竜王ちゃんか・・・」
竜王ちゃん・・・面白いからこれはこのままでいいか。しかし竜王ちゃんとはメロエのやつ本人見たらどんな顔するんだろうな。
「竜王はメロエよりかなり年上だぞ?」
「昔からエルフや竜種は余り年齢で性格とか変わらないっていうじゃない。大丈夫よきっと」
・・・大丈夫だな!きっと。大丈夫、竜王は大人の対応が出来る。そう信じるしかなくなった。
完全に考える事を放棄し、買った物の確認を全てメロエがし終わると、公爵邸へとワープした。
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~公爵邸アスクの部屋~
「アスクさんお帰りなさい、どうでした?何か面白い物でもありました?」
俺の部屋は竜海と竜王によって大きく改造された後で、竜海はゲーム機やらの機械類の持参、竜王は自分が昼寝出来るようの大きなベットをシンリーにお願いしたみたいだ。俺の部屋の壁に亜空間があり、その中で気持ちの良さそうにベットの中で眠っている。
「竜海・・・お前こんな所にゲーム機持っ来たら駄目だろ、しかもパソコンやらテレビゲームなんか持ってきやがって、ここは電気とか通って無いだろ?」
「電気は魔法で持参するんで何とかなるんですよこれが、これぞ科学と魔法の上手い使い方ってやつですよ・・・あれ?後ろの可愛い子はアスクさんのお友達ですか、ッハ!?まさか、アスクさんそれってもしかしてコレデスカ」
「小指をたてるな馬鹿野郎、友達のメロエだ」
「メロエです、アスクがいつもお世話になってます」
「あらま~、いえいえ、こちらこそアスクさんにはいつも迷惑ばかりかけられていて」
「よし、竜海お前後で覚えとけよ」




