和歌に親しもう!
『もうダメだ 何も浮かばぬ 悔しさに 詠みし気付いた わかの魅力に』
ひなこ
『和歌』と『短歌』は違います。
和歌は、『やまとうた』とも呼ばれる古典詩です。
主に短歌形式ですが、他にもあります。
短歌とは、前述の通りの三十一文字で紡ぐ詩でありまして、今でも愛される表現の一種です。
短歌に『けふ』や『てふ』とか、『~けり』や『~なり』なんかを入れると、和歌っぽくなります。
『春の野に 出でたりけふの 散歩道 我足止めり てふの踊りに』
とか書くと、和歌っぽくなってませんか。
なってますよね?
反論は聞かない!
逆に、
『春の野に 見つけた今日の 散歩道 ふと足止めた 蝶のダンスに』
ほら、今風になった!
意味は一緒だけど、完全に今風でしょ?
ねっ! ヨシコ!
これが和歌と短歌の違いです。
和歌は味わい深く、短歌は心情が繊細に感じませんか?
私が何を言わんとしているかと言いますと。
古典も分かると面白いんだぜ?
分からない、と最初から敬遠しませんでしたか?
そのものの本質を見ようと努力してましたか?
学校も悪いですよ。
枕草子なんか『春はあけぼの』くらいしか教えませんからね。
あれは、実はツイッターの元祖とも言える女のボヤキがたっぷりなんです。
徒然草もジジイのボヤキ集みたいなものですし。
和歌も解説見ると、納得出来るはずなんです。
是非、古くさいと毛嫌いせずに、意味を調べてみてください。
良さが分かれば、きっと好きになる!
人も然りです。
他人には、自分より優れた面が必ずあります。
何事も本質を理解すれば否定は出来ないはずです。
私は短歌教室を通して、貴方の秘めている魅力や人が持つ魅力を再確認して頂きたい。
短歌を詠むことで、自分の声なき声に耳を傾けて欲しいのです。
……何だか説教臭くなりましたが、ご理解頂けたら嬉しいです。
気を取り直して和歌と短歌を一首!
『いにしえの 先人たちの うたかたに 永久へ繋ぐと 想いを馳せり』
『汚いと 毒吐く君の 瞳こそ 澱み濁りて 我は憐れむ』
湿っぽくなっちまったぜ……。
キャラにないことしちゃったっ! てへぺろ!