連歌に挑戦しよう!
『もう無理と 諦めし時 閃かん やるななかなか 偉いぞ私』
ひなこ
今回は『連歌』について語ります。
連歌は大きく分けて二種類ありまして、
誰かが詠んだ上の句(5、7、5)に、別の誰かが下の句(7、7)を付け加えて、それを一つの短歌に仕上げる『短連歌』
その短連歌をどんどん繋げていき、百句繋げて一つの歌に仕上げる『長連歌』があります。
短連歌はともかく、長連歌は途方もなく大変で、二人や三人では無理じゃないかな? と思います。
でも、百人揃えば大丈夫!(懐かしき某CMより)
長連歌は曼陀羅ですよ。
ある意味で。
もし、気の合う歌仲間がいたら是非とも試してみては如何でしょうか。
共に一つの歌を作るなんて……素敵やん。
これも試してみましょうかね。
恒例行事ですから。
とは言うものの、私の上の句に下の句を付けてくれる方を募る訳にもいかないので、誰か著名な方の俳句に僭越ながら、私が下の句を付けさせて頂きたいと思います。
時空を超えて、連歌するなんて……何か素敵やん。
俳句と言えば、松尾芭蕉ですよね!
と言えど、句のチョイスを間違えると大変な自損事故になり、私が瀕死の重傷を負うことになります。
『松島や ああ松島や 松島や』
こんなの選んだら。
『うーん松島 イェイ松島』
みたいなものになってしまうじゃないですか。
ですから、慎重に。
『五月雨を 集めてはやし 最上川』
意味:(旧暦の)五月に降った長雨が、この最上川の急流を作ってるんだな。
テラヤバス!(←蛇足)
これでいきましょう。
程よく有名な句ですし、何か出来そうな気がするので。
よっしゃ!
出来るよ出来るよ!
私なら出来る!
ほらっ!
頑張って!
ヒッヒッフー……んっ!
出たっ!
『往きし流れに 想い巡らす』
これを繋げます。
『五月雨を 集めてはやし 最上川 往きし流れに 想い巡らす』
意味:(旧暦の)五月に降った長雨が、この最上川の急流を作ってるんだな。
この流れの行き着く先には何があるのかな。
芭蕉と私のスペシャルコラボの完成です!
貴方は歴史的瞬間の目撃者です!
………可哀想に。
ともあれ、こんな風に連歌すると、腕も上がるし、感性が研ぎ澄まされます。
お試しあれ!