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ひなこの優しい短歌教室  作者: ひなこ
7/8

連歌に挑戦しよう!


 『もう無理と 諦めし時 閃かん やるななかなか 偉いぞ私』


        ひなこ


 今回は『連歌れんが』について語ります。


 連歌は大きく分けて二種類ありまして、


 誰かが詠んだ上の句(5、7、5)に、別の誰かが下の句(7、7)を付け加えて、それを一つの短歌に仕上げる『短連歌』


 その短連歌をどんどん繋げていき、百句繋げて一つの歌に仕上げる『長連歌』があります。


 短連歌はともかく、長連歌は途方もなく大変で、二人や三人では無理じゃないかな? と思います。


 でも、百人揃えば大丈夫!(懐かしき某CMより)


 長連歌は曼陀羅ですよ。


 ある意味で。


 もし、気の合う歌仲間がいたら是非とも試してみては如何でしょうか。


 共に一つの歌を作るなんて……素敵やん。


 これも試してみましょうかね。


 恒例行事ですから。



 とは言うものの、私の上の句に下の句を付けてくれる方を募る訳にもいかないので、誰か著名な方の俳句に僭越ながら、私が下の句を付けさせて頂きたいと思います。


 時空を超えて、連歌するなんて……何か素敵やん。


 俳句と言えば、松尾芭蕉ですよね!


 と言えど、句のチョイスを間違えると大変な自損事故になり、私が瀕死の重傷を負うことになります。




 『松島や ああ松島や 松島や』




 こんなの選んだら。




 『うーん松島 イェイ松島』




 みたいなものになってしまうじゃないですか。


 ですから、慎重に。




 『五月雨を 集めてはやし 最上川』


 意味:(旧暦の)五月に降った長雨が、この最上川の急流を作ってるんだな。

 テラヤバス!(←蛇足)




 これでいきましょう。


 程よく有名な句ですし、何か出来そうな気がするので。


 よっしゃ!


 出来るよ出来るよ!


 私なら出来る!


 ほらっ!


 頑張って!


 ヒッヒッフー……んっ!


 出たっ!




 『往きし流れに 想い巡らす』




 これを繋げます。


 『五月雨を 集めてはやし 最上川 往きし流れに 想い巡らす』


 意味:(旧暦の)五月に降った長雨が、この最上川の急流を作ってるんだな。

 この流れの行き着く先には何があるのかな。




 芭蕉と私のスペシャルコラボの完成です!


 貴方は歴史的瞬間の目撃者です!


 ………可哀想に。


 ともあれ、こんな風に連歌すると、腕も上がるし、感性が研ぎ澄まされます。



 お試しあれ!

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