謎掛けしてみよう!
さてさて、ネタもそろそろ無くなってきたな。
今回は『謎掛け』について一緒に学んでいきましょうか。
『謎掛け』とは短歌に乗せた謎を聴き手に解いてもらうという、一風変わった歌です。
有名なのが、かの有名な吉田兼好の徒然草の六十二段にある歌です。
『二つ文字 牛の角文字 すぐな文字 歪み文字とぞ 君は覚ゆる』
一見すると、「はぁ? 何言ってんだ、このジジィ」と言ってしまいそうな歌ですが、ちょっと待ってください。
これを紐解くと、
二つ文字→漢字の『二』に似ている文字の『こ』
牛の角文字→牛の角のように二本立っている文字の『い』
すぐな文字→すぐなとはシュッとした文字の『し』
歪み文字→ぐにゃりと曲がった文字の『く』
つまり歌の真意は、君を『こいしく』思っていますよ。
と、なっているのです。
何とも粋じゃありませんか!
……分かりにくいけど。
こういう歌が詠めたら。
「あの方は頭も良いし、ウィットに富んだ素敵な方だわ。私と結婚してくれないかしら?」
何てことになる可能性があります。
限りなく低いけど。
ともあれ、頭の体操になりますし、作れたらカッコいいと思います。
じゃあ作ってみせろ! とか言わないでください。
超難度なんですから。
……分かりましたよ。
頑張ってみます。
では、皆様に解いて頂きましょう!
『稲実る 草花繁る 歌の葉に 水汲みし場と 思いけるかな』
さぁ、この歌の真意は何でしょうか?
私も頑張ったんだから、皆様も頑張ってください。
これがギブアンドテイクってヤツですよ。
この歌の真意が解けたという名探偵の方は、感想欄にお願いします。
そんなに難しくないとは思いますが、是非ご一考ください。
ちなみに私事ですが、短歌サークルを作りました。
誰でも気軽に短歌が詠めるお気楽なサークルです。
短歌サークルの名前は、『コレクターズ』です。
言の葉を集める者たちと言う意味を込めました。
上手い下手関係なく短歌を楽しむためのサークルです。
その内、サークルの短歌集を発表させて頂くかも知れませんが、宜しくお願いします。
以上、宣伝でした。