表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

狐の話

主人公は狐。


少しブラックな話になりました。


これが根暗と呼ばれる原因だな……。

のんびりと山奥の木の根っこの巣穴で母親と暮らしていたある日。


なんだ…これ…。

最悪だ。最悪な1日だ。


獲物を狩って帰って来たら。


自分の巣穴の前に家族が両目から血をダラダラと流して横たわっていた。

誰が…こんな…。


その時、藪の中から人間の男が出てきた。


俺はくわえていた虫をその場に落とし急いで近くの木陰に身を潜める。


熊の毛皮を羽織っていて、身体中に動物の骨で作った飾りをつけている。


そしてその男は先端から煙が出ている筒状の何かを持っている。

男はニタニタと嗤いながら、煙りの出ている筒を俺の母親にむけて何発か撃ち込んだ。


そして俺の家族をどこかへと持って行ってしまった。いったい何が起こったのか。

なんで俺の母親が殺されたのか。俺の心の中にドロドロとしたものが溢れ出てくる。


それが、まだ普通の狐だった俺が人間に憎悪を抱いた瞬間だった……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ