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ハーフエルフ・アドベンチャー  作者: SHIN
第二部 勇者の少女
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第五章 第四話 ウォルスト・ティアムル

そこには、ローブをまとった天使・・・否、黄金の鳥の翼と竜の角を持った青年がいた。

「初めまして。私は、創造神帝キングジェネシス。このままだと、ブラスト君をヘイゼル君が殺してしまいかねない。そこで、私が来たという訳だ。」

言うが早いか、シェスは、剣を抜く。

そのまま、中段に構える。

「天帝魔消斬!」

一閃・・・

シェスは、ブラストを斬ったかに見えた。

「何を・・・」

エミアは、シェスを見た。

「大丈夫。」

ルカは、ブラストに視線を送る。

「な・・・何だ・・・?この憎悪が消えた感じは・・・」

「まったく・・・いつも出てくると、荒療治なんだから・・・」

「いつものことだろ。後は任せる。」

言うが早いか、シェスは、唐突に消える。




「さて・・・どこから話そうか・・・」

毒気を完全に抜かれたブラストは、話し始める。

「首領の名は、ウォルスト・ティアムル。奴は、レイスト一族三大宗家を別とすれば、『神童』とも言われた男だ。だが・・・ある意味、お嬢様が奴の人生を狂わせたとも言えるが、本当に悪いのは、母親かもしれん。」

「ウォルスト・・・!?トラルティア剣術大会で、予選落ちした男か!?」

エクスが声をあげた。

「まあ、当たったのがヘイゼルなら、まだマシだったかもしれん。だが、予選でレイスト・エミア・ティアムルに当たったのが、奴だった。まあ、エミアに当たった相手が、普通の騎士なら、どうということもない。何しろ勝てば、『あのお嬢様相手にすごい奴』負けても、『相手が悪い』で済む。だが、エミアとの勝負に負けたとき・・・奴の運命は決まってしまった。」

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