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第三章 第一話 氷術士エクス王子①
ラムンセンのエルフの森は、開拓されて、立派な国となっています!
ラムンセンのエルフとダークエルフの森は開拓され、彼らの子孫である新たな種族の緑溢れる国となっていた。
ラムンセン王国と勢力を二分するエルフィーラである。
地理的にトラルティアやラムンセンとの交易が盛んである。
彼らは、『フィールドエルフ』または、『シティエルフ』と呼ばれている。
寿命は約百年。
短いが、非常に安定している。
さて・・・エミアとティアは、エルフィーラ王都の王宮通りを歩いていた。
道路は石畳で舗装され、街灯が並んでいる。
この街灯は、ランプの部分のクリスタルに、役所の魔導師が灯り《メリス》をかけ、朝早くに解除をかけるという仕組みである。
「うーん・・・やっぱり、王族に会うのが、基本でしょ。」
定食屋でティアが言う。
「でも、あの王子・・・にがてなんですよ私・・・」
エミアがそう言った途端、外で爆音が響いた!