表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーフエルフ・アドベンチャー  作者: SHIN
第二部 勇者の少女
66/128

第二章 第一話 決意

次の日、エミアは国王エスト・トラルティア18世に呼ばれた。

開口一番、国王の台詞は、

「行ってはならん!」

である。

「なぜでありますか!?レイストの剣が奪われた以上、同じレイスト一族でなければ対向できません!」

「そなたに何かあったらどうする?宗家の血は絶えてしまうぞ。」

そんなことを気にしていいのか・・・

「だが、手をこまねいていることもできぬゆえ、そなたと同格の黄金騎士ゴールドナイト候補のヘイゼル・ヴァルシュタインを行かせた。ヴァルシュタイン家は、その兄・神聖騎士パラディングランドがいるので万が一ということも起きん。」

エミアの全身から血の気が引いた。

白銀騎士シルバーナイト・ヘイゼル・ヴァルシュタイン・・・

彼は、エミアの許婚である。

ヴァルシュタイン家は、五百年前に興った名家である。

初代は、人狼族ワーウルフを妻に持った騎士で、周囲にことごとく噛み付く妻を容易く御した事から『狼を御する者』という意味の『ヴァルシュタイン』という家名を当時の王から授かったという。

また、同じ人狼族ワーウルフの血をひく者同士か、ティアムル宗家と家族ぐるみの交流が代々続き、何度か両家で婚姻があった。

エミアとヘイゼルの縁組も、その流れで決まったものだった。

しかし、それ以上に兄妹のように仲が良かった。

『冗談じゃない・・・ヘイゼル・・・待ってて!私が行く!』

恋人を追って飛び出しちゃいます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ