第六章 第三話 既成事実政略結婚!?
エロい話になっちゃいました・・・
レイスト・・・今回は無駄に疲れてます・・・
地下神殿は、荘厳だがまるで圧迫感がなかった。
「おまちしておりましたわ!オルフィアさま!」
「ああ!ミルフィ!」
ミルフィア姫は、王子と同じ年頃の『可愛らしい』姫だった。
「さあ!儀式を始めましょう?もう、身体が疼いて疼いて・・・」
「僕もですよ!さあ!僕らで既成事実を作って、国を統一してしまうんです!」
レイストは、イライラしてきた・・・
何が悲しゅうて、ガキ共の駆け落ちを手伝ってやらにゃあならん・・・
程なく、祭壇から、甘い喘ぎ声が聞こえてきた。
「ずいぶんと浸りきっているな。」
レイザールが、つぶやいた。
「そっちこそ、許嫁殿とお楽しみだったようで・・・うしし・・・」
セリナが、品のない笑いをあげる。
ユムは、真っ赤になりながらも司祭を務める。
レイストは、だんだん胃が痛くなってきた。
そこへ、どやどやと兵士たちが乱入してくる。
「人が、イライラしてるってのにうるせえぞ!」
レイストが遂にブチ切れた。
「・・・・・・トラルティア騎士団流奥義覇王猛獣剣!」
みね撃ちだったらしく、皆傷こそついてはいないが、あっさりと倒れ伏す。
「あらら・・・」
そうこうやっているうち、儀式は終わったらしく、王子たちは抱き合ったまま絶頂の声をあげた。
「儀式は終了しました。神は二人の愛と行為を認め、夫婦と成しました。姫は十月十日後に統一王朝の王太子をお産みします。」
ユムは、裸のまま抱き合い、果てて眠っている二人に上着をかけた。